今回は「漢字フィケーション」における子どもを熱中させるゲーム的要素、そしてそれらが生み出す教育効果について解説していきます。
1つ目は、「経験値による自分育成システム」です。
漢字フィケーションでは、主人公は自分自身。漢字の学習を通して、自分自身をレベルアップさせていきます。
「漢字フィケーション」では、経験値テーブル表をもとにレベルが設定してあります。子どもたちは、この表をもとにして、次のレベルまでに必要な経験値、累計値を集計して自分の成長を把握しながら学習を進めます。
漢字に関するあらゆる学習を通して、「K」(漢字ポイント)という「漢字フィケーション」における経験値を獲得していきます。
宿題の漢字練習を、間違いなく練習できたら1K獲得。さらにその子なりに丁寧に学習できていたら1K獲得。漢字スキルという練習帳があるのですが、これも1ページ終わるごとに1K獲得です。
子どもたちは以下の表を見て経験値を貯めていき、自分の成長を数値で感じられます。経験値は減ることはなく、右肩上がりに増え続けます。この右肩上がりに増え続けるシステムが、達成感をもたらし、学習に意欲的に取り組むことにつながります。
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