2021年 春の飛騨・北陸旅行②キハ85で行く桜の高山本線 | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

名古屋駅11番線にやってきました。

 

乗車するのはこちら、特急ひだ7号です。

 

少し待っていると入線してきました。

 

キハ85系。JR東海が誇る特急形気動車です。

主に高山本線特急「(ワイドビュー)ひだ」、紀勢本線特急「(ワイドビュー)南紀」で使用されています。

2022年以降、新型のHC85系ハイブリッド気動車に置き換えられることが決まっているため、この姿も近いうちに見納めになりそうです。

 

このひだ7号は1~3号車と8~10号車が連結され、このうち1~3号車は途中の高山止まりです。

今日は富山までは行かないので2号車の指定を取ってあります。

 

その2号車は指定/自由席表示がLEDで他の号車とは異なっています。

これは量産先行車の特徴なのだとか。

 

3号車のお隣は番号が飛んで8号車。増結を見越してはじめから欠番を用意しているようです。

 

 

 

10号車はグリーン車。ここから見る景色は最高でしょうね。

 

それではそろそろ出発の時刻。車内に戻ります。

 

こちらが車内。

これは高山到着後に撮影したもので、乗車時にはけっこうな乗車率でした。たぶん60%以上はあったような…

やはり高山は人気観光地だからでしょうね。

 

列車は名古屋駅を後ろ向きに発車しました。

岐阜で進行方向が変わるため、最初から座席が反対にセットされているのです。

 

列車は東海道本線を西に向かいます。

途中、稲沢駅を通過。車掌車が2両連結しているのが見えました。

 

名鉄の赤い電車が近づいてくると、尾張一宮を通過します。

 

大きな川を渡ります。

これは木曽川。 

 

岐阜に停車です。

ここで進行方向を変えて高山本線へと入っていきます。

 

 

高山本線に入ったところで先ほど買ったぴよりんを食べることに。 

 

 

普通のぴよりんとさくらぴよりんの並び。かわいいですね🐣 

 

 

ゆっくり味わっているとなにやらお城が見えてきました。

これは犬山城。

当時の天守が現存しており、国宝に指定されています。

 

 

さらに遠くには観覧車の姿も。

日本モンキーパークの観覧車です。

犬山なのに猿とは…

 

 

列車は鵜沼を通過。

向こうに見えるのは名鉄の新鵜沼駅です。

2001年までは新鵜沼駅から高山本線に連絡線が伸びていて、特急「北アルプス」が新名古屋(現・名鉄名古屋)~高山間を結んでいたとか。

その時代に乗ってみたかった…

 

 

鵜沼を過ぎると、車窓右側に木曽川の流れが見えるように。

 

坂祝で名古屋行きのひだ号と行き違いを行います。

 

坂祝から1駅、列車は美濃太田に到着しました。

太多線、長良川鉄道も乗り入れる主要駅です。

 

ここで乗務員が交代し、列車はさらに先を目指します。

 

 

この先は木曽川の支流、飛騨川を横目に進んでいきます。

 

ホームに桜が咲いている上麻生を過ぎると、高山本線一の名所がやってきます。

 

 

満開に近い桜が車窓を流れていくのを眺めていると、その名所区間に差し掛かりました。

 

飛水峡。全長12kmの峡谷で、特に上麻生付近は甌穴(ポットホール)が見られることから、国の天然記念物に指定されています。

車内放送でも案内がありましたが、あっという間に通過してしまうんですね…

 

 

やがて見えてきたのは上麻生ダム。 

 

白川口を通過。

 

山の中にぽつんと満開の桜が。

なんだか可愛らしいです。

 

飛騨川を渡ります。

 

さらにもう一度。

なんだか入浴剤を入れたかのようなきれいな緑色ですね。

 

列車は駅ではないところに突然停車しました。

ここは少ヶ野信号場。列車行き違いのための停車です。

1973年までは貨物駅だったことから、当時のホームが残されているようです。

 

名古屋行きのひだ号の通過を待って発車します。

 

少ヶ野信号場を出ると、対岸には温泉街が見えてきました。

ここが有名な下呂温泉です。

 

ゆっくりと速度を落とし、列車は下呂温泉の玄関口、下呂に到着しました。

 

日本三名泉の一つ、下呂温泉。

約1000年前から知られており、白鷺が温泉の場所を知らせたという「白鷺伝説」も伝わっています。

湯めぐり手形があり、日帰りでも楽しむことができるようです。

いつか訪れてみたいものですね。

 

さらに進んで、列車は上呂(じょうろ)を通過。

下呂があるのだから上呂もあるのでしょうね(笑)

植物の水やりに使うアレとか某アニメの主人公とは…関係ないはず。

 

上呂から3つ、渚で運転停車。

またまた名古屋行きのひだと行き違いです。

 

この駅は2020年の豪雨の際、一時折り返し運転が行われたことでも知られています。

 

エヴァとは関係ない…はず

 

 

 

渚を出るともうまもなく高山です。

 

名古屋から2時間22分、列車は高山に到着しました。

今回はここで下車します。

 

前方では富山行きの編成と高山止まりの編成とが解結作業を行っていました。

 


 

 

 

その様子を観察します。

 

富山編成が発車すると貫通型の先頭車が姿を表しました。

 

合掌造の建物がデザインされたひだのヘッドマーク。

非貫通型だとよく見えないので、じっくりと見るのは初めてです。

 

しばらくして高山止まりの編成は留置線へと引き上げていきました。

 

 

初めての高山。楽しみたいですね!

 

続きは次回。

 

★乗車データ

1027D 特急ひだ7号 富山行き 名古屋(10:48)⑪→高山(13:10)

キロ85-4+キハ84-305+キハ85-1112+キハ85-1116+キハ84-2+キハ85-6

(※名古屋~岐阜間は編成向きが逆転、太字は富山まで運転、残りは高山で切り離し)

運転停車は坂祝11:24~11:26、少ヶ野(信)11:21~11:23、渚12:51~12:52

※2021年3月26日乗車

 

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