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FXと為替  世界経済を横目で見ながら投資の勉強に生かす

激動の世界情勢の中、ファンダメンタルの分析で為替の予測と勉強につながる?



 メルシャンは、ワイン製造・輸送時の二酸化炭素(CO2)削減を加速する。6月には単一ブランドとして世界で最も売れているカリフォルニアワイン「フランジア」で、ペットボトル入りを発売した。これを可能にしたのが、米国のワイナリーで専用の巨大な袋に入れ、日本まで船で輸送してから瓶やペットボトルなどに詰める「国内ボトリング」だ。



 ◆「袋」で運び、国内で瓶詰め



 同社は昨年から国産ワインについてペットボトル入りを展開してきたが、6月に発売したフランジア(750ミリリットル)は輸入ワインでも本格的に採用した。ワイン用ペットボトルは酸素透過性を低く抑えるなど清涼飲料のものとは異なる機能が求められ、海外で高い品質のボトルを調達できるかは不透明。ただ、これまで培ってきた国内ボトリングの技術があったことで日本製のボトルを採用できた。



 同社が環境にやさしい国内ボトリングを採用したのは2008年3月から。前年7月にキリングループ入りし、フランジアの日本での販売権をキリンから引き継いだ。フランジアには当時から瓶(750ミリリットル)と箱入りの袋(3リットル)の2種類あったが、いずれもカリフォルニアで詰められた後、船で運ばれていた。



 フランジアは朝摘みのブドウを使用し、気温が低い朝方のうちに醸造を始めるなどの新鮮さが持ち味。販売引き継ぎに当たり、メルシャンはワインメーカーとして、「さらにいい状態で売ることができないかを考えた」(ワイン営業本部の山口明彦・商品戦略企画グループ長)。その結果、国内ボトリングの導入を決めたわけだ。



 海上輸送で使用する袋はポリエチレンなどを素材として、酸素透過性を低く抑えるよう工夫されている。酸化するとワインの鮮度が落ちるためだ。袋には瓶に換算して3万2000本に相当する24キロリットルのワインが入り、これをコンテナに入れて運ぶ。横浜港に着いたら藤沢工場(神奈川県藤沢市)まで陸送し、専用のラインで瓶などに詰める。



 「輸送する重量を抑えられるほか、一度に運べるワインの量が増え積載効率も上がる」(CSR・CC推進部の奥田尚美CSRグループ長)。瓶などの容器を運ぶ必要がないことで、従来に比べ海上輸送時のCO2排出量を6割減らせる。



 ペットボトルなど国内で開発した環境にやさしい容器を使えるなどのメリットがある。フランジアに使っているペットボトルの重さは55グラムで、同じ容量の瓶の7~8分の1と軽い。このため国内輸送でも1本当たり7割近いCO2削減につながり、製造時のCO2排出量も瓶に比べて5割近くカットできる。



 ◆大幅に時間短縮で鮮度向上



 国内ボトリングのメリットはそれだけではない。「詰めてから店頭に並ぶまでの時間を大幅に短縮できた」(山口グループ長)と、鮮度向上にもつながっているという。以前より在庫調整が容易となったほか、容器を輸入しないことで為替レートの影響を受けにくくなるなどの効果もあった。



 同社は今年3月に発売した豪州ワイン「タティアラ」でも国内ボトリングを採用した。これは、同社がキリングループの豪酒類大手、ライオンと共同で日本人の味覚に合うように開発したものだ。国内ボトリングを採用するには、1袋分の3万2000本分を一度に輸入できるほど販売量の多いワインでなければ採用しにくいが、同社は「今後も積極的に増やしていきたい」(山口グループ長)と強調する。(高橋寛次)

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