にわかに大好きになった「鮫綃碧」なんですが、その配信経緯について自分なりに調べたこと、教えていただいたことをまとめておこうと思います。
公式に何か言われているわけではないですし(少なくとも私は見つけられませんでした)、実際のところ何が本当なのか分かりません。推測で書いている部分も多いです。その点ご了承いただいた上、お読みください。
まず、本作を観て一番に思うのは「検閲どこ行った!?」ということだと思います。私もそうでした。
正直、あまりに性描写・不倫が堂々と描かれすぎていますし、仮に規制が緩かったにしても通るわけないだろうと、疑問は募るばかりでした。
なお、BLの規制についてはこちらの方がとても分かりやすいまとめを作ってくださっているので、有料ですが読んでみてください。一読する価値ありです。
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結論を言うと、「鮫綃碧」は検閲を受けていないと思われます。
中国で合法的に上映されたものではなく、アプリなどの配信プラットフォームにアップされ、無料視聴ができていたもののようです。つまり、映画館などでの上映(興行収入)を目的に作られたものではないということです。
そもそも、新聞や出版物、映画やテレビ放送、ネット番組それぞれに検閲、許可制度が設けられています。
ドラマ、映画などの映像作品においては ①企画段階 ②撮影開始前 ③公開前 の3段階で許可が必要になるらしく、もし「鮫綃碧」が検閲を受けていたなら、①の段階で通るはずがありません。
それが今年、日本の映画祭で上映されました。
国外であっても、公に無許可の作品が上映されるのは問題になりえます。事実、国外の映画祭で話題になった作品が無許可のもので、監督が処罰を受けた例もあります。
※中国の自主映画についてはこちらが分かりやすかったのでご参考までに。
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そして今、「鮫綃碧」は各映像配信のサブスクリプションを通して配信されています。
おそらく今くらいの盛り上がりなら大丈夫だと思いますが、今後もし話題性を増したら、何らかのペナルティが課される可能性はあると思います。配信中止、制作者側への罰則など。
非合法的に公開に至っているわけなので、このような可能性があることは知っておいていいかなと思います。
個人的感情をいえば、いい作品だなと心から思っていますし、毎日一度はどこかのシーンを再生するくらいには好きになったので、観続けたいなと思っていますが。
「陳情令」や「鎮魂」など、話題作は多くあります
が、「鮫綃碧」はこれらとは違う過程を踏んできた作品であることを発信だけでもしておこうと思い、今回は投稿しました。
個人が調べただけなので、漏れや間違いがあるかもしれません。何かあれば、お手数ですがお知らせいただければ幸いです。