不動産屋であり中小企業診断士。そして、借金、多重債務問題、競売、任意売却。再生のプロフェッショナル有限会社大野不動産コンサルタント事務所 のブログ部屋へようこそ!日々の思いついた事を、ブログにしています。今日はこんな話・・・
昨日、障害者のグループホームの入居契約を締結した。
ある方の紹介で、グループホームへの物件紹介であった。
100件ぐらい物件確認しただろうか。
「O不動産ですが、物件確認お願いします。A駅,賃料10万円の2LDKございますか。」
「ABC不動産です。大丈夫です。ご案内できますよ。」
「実は入居者の方が軽い障害者なのですが、オーナーさんからOKが取れるでしょうか。」
「・・・・・う~~ん。しばらくお待ちください。」
「申し訳ございません。そのような方のご案内は、いろいろ問題が生じる可能性があるのでお断りさせて頂きます。」
諦めかけていたときに。
「XYZ不動産です。・・・・・う~~ん。グループホームの代表の方にお会いして話を聞いてみましょう。ご案内が終わりましたら事務所に寄っていただけますか。」
障害が軽いと言っても、オーナーさんは心配するのでしょうね。
部屋で火を出されるのではないか。暴れて周りの住人に迷惑をかけるのでないか。自殺してしまうのでないかとか・・・・・
今回の案件は、非常に軽い障害のために周りに迷惑をかけることはないし、常に福祉士が付き添っている。
見た目には通常の方と殆ど区別がつかない。ただ、社会復帰が出来ていないということである。
貸主さんへの説明が非常に難しく、ブログでも明確に説明しづらいところがある。
そのような理由で、ほとんどが物件の内見をすることもなく、門前払いの連続であった。
今回の契約は、貸主の理解があったことが大きな要因であり、自治体から家賃保証されているので、安定的収益が確保されることも良い材料でもあった。
「一番の要因は、貸主の理解」が大きい。それに、3部屋もお借りすることが出来たのでグループホームの代表にも喜んでいただいた。
グループホームの代表の方にいろいろお話を聞くと、複雑な社会生活で精神が参ってしまう軽い障害を負った方が増えている。
昔だと、怠け病と言われたそうだ。
では、では。