2016.4.13 10:00
森田理香子、忘れられない不動の凄さ
特集:DoGolf
http://www.sanspo.com/golf/news/20160413/jlp16041310000002-n1.html
先週の「スタジオアリス女子オープン」(兵庫・花屋敷GCよかわC)で、森田理香子(26)=リコー=は無念の予選落ちとなった。地元関西での今季初戦だったが、気持ちが空回り。熱い声援に応えることができなかった。憧れの選手という不動裕理(39)の出身地の熊本で開催される今週の「KKT杯バンテリンレディス」(熊本空港CC)で、浮上のきっかけをつかみたい。
先週も結果を残せませんでした。取り返しのつかないミスがフッと出てしまいます。いいショット、いいパットもあるけど、点が線にならない。どんな状態でも予選通過は最低限の仕事だと思っているのですが、うまくいきません。
読者のみなさんがサンスポさんを読むのは大体朝ですよね。ご自宅とか通勤途中、喫茶店とかなのでしょうか…。さあ、きょうも頑張るぞ-というときに、毎週のように暗い話ばかりでごめんなさい。今回は少し別の話を書きますね。
第2Rの17番パー4でギャラリーにボールを当ててしまいました。右に曲げたティーショットが最初に木に当たり、ティーグラウンドからは詳しい様子は分からなかったのですが、跳ねたボールが近くで見ていられた男性の方に当たってしまったようです。
幸いけがもなく、その男性もそのまま観戦を続けられたみたいでした。大事に至らなくて本当によかった。起きてほしくないし、あってはいけないことですが、今回のようにギャラリーの方にボールを当てたときは、おわびにボールを差し上げるようにしています。
初めて人にボールを当てたのは、京都学園高の3年生だった2007年の「サントリーレディス」。左に曲げたティーショットでした。そのことを知ったのは実はラウンド後だったんです。目の前が真っ白になって、ワンワン泣いたことをよく覚えています。そして、もう一つ覚えていることがあります。
同じ組だった不動(裕理)さんが、私がボールを当てた女性ギャラリーの方に頭を下げてご自分のボールを渡されたと、ほかの人に教えられたのです。「申し訳ない」という気持ちと同時に「すごい」と思いました。ギャラリーの方への気配り。しかも、自分のことしか見えていなかった当時アマチュアだった私の知らないところで…。
感動しました。ツアー通算50勝という実績はもちろんですが、不動さんは人としての器が大きいんです。心は強いし、自分というものを持っている。プロゴルファーとして、人間として、少しでも不動さんに近づきたいと思っています。
だから、予選落ちしても、気持ちまでは落ち込んではダメですよね。今週は不動さんの出身地の熊本で試合。出場されないのは残念ですが、今度お会いするときに、いい報告をするためにも、結果にこだわっていきたいです。
★「力が入りすぎ」
78を打った第1Rの出遅れが響いた先週の予選落ち。第2Rをイーブンパーで回った森田は「力が入りすぎている。スッーと試合に入っていけるようにしたい」と反省した。不本意な結果が続くからこその悪循環。第2Rはインスタートの“裏街道”にもかかわらず大勢のギャラリーから声援を受けただけに、「本当にありがたい。早くお返ししないと」と低迷脱出を誓った。
■森田 理香子(もりた・りかこ)
1990(平成2)年1月8日生まれ、26歳。京都市出身。8歳からゴルフを始め、京都学園高1年時の2005年に「全日本サンスポ女子アマ」優勝。08年のプロテストに一発合格し、10年「大塚家具レディス」でツアー初優勝。13年に初の賞金女王に輝く。ツアー通算7勝。昨季賞金ランク20位。1メートル64、57キロ。
