Never Ending DUET

Never Ending DUET

2人をテーマにした小説を載せています


お越し下さってありがとうございます。

本ブログは東方神起(ユノ&チャンミン)を愛する
腐小説を掲載しております。


本館はこちらの
「湯の茶を追え!」

にてドS管理人が激しく突っ込んだり追っかけたりしてますが

こちらはその別館です。
妄想が形になりついにはお話に…

ライトなお話が多いですが
腐小説なので、ご承知置き下さい。

それではどうぞ。
管理人フカリの夢の世界へ…


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Christmas is loving

今日は特別な日だから
特別な君と僕
ふたりだけで過ごそう
あるのは
君と僕と君への愛だけ
今日だけは思い切り
君への愛を囁かせて
君の耳元で
甘い言葉を
君の柔肌を感じながら
そっと囁かせて
今日は特別な日だから
愛だけを君に注ごう


「ただいまあ~」
僕はインターフォンに向かって声をかける
するとすぐに
「ちょっと待って下さい」
インターフォンから君の声
玄関が開くとそこには驚いて目を丸くした君がいる
「ヒョン!どうしたんですか、この荷物は?!」
君と約束したプレゼントを抱えた僕
「じゃーん!チャンミン様のサンタクロースでえーす!」
そう言うと荷物の隙間から顔を覗かせる
君は照れたように顔を赤くすると
「こんなに食べたら太っちゃいます…」
そう言って俯いた
耳まで赤くなる君
可愛くて可愛くて
今すぐ食べてしまいたいくらい
君が食べたいと言っていた
チーズがたっぷりかかったピザ
フライドチキン
そしてインスタントラーメン
あ、インスタントラーメンは
もちろん僕が作ります
僕は君が暖めてくれていた部屋に入る
メインディッシュを待つだけになっている
キャンドルが立てられたテーブルに
君へのプレゼントを並べる
君はソワソワとキッチンとリビングを行ったり来たり
「チャンドラ、座って」
僕は可笑しくなって
可愛らしい君に声をかける
君は急に緊張した面持ちで席に着くと
僕が並べるプレゼントをキラキラとした瞳で見つめた
(そんなに食べたかったのか…)
鍛え抜いた身体をライブで披露するため
大好きなお肉やお酒まで断って
ずっと我慢していた君
今日だけは我慢しないで
だってこれはサンタクロースからのプレゼントだから
「さ、食べよう」
僕も君の向かい側の席に着く
今日はふたりだけ
ふたりだけの
ふたりきりのクリスマス
こんな日が来るなんて正直嘘みたいだ
「ヒョン、ありがとうございます…いただきます!」
君はニコニコ笑顔でピザを頬張り始める
その姿がまるで小さな子供のようで
本当に可愛らしくて
僕は食べるのも忘れて
君に魅入ってしまう
「ヒョン、すっごく美味しいです。ほら、ヒョンも…」
もぐもぐとピザを頬張りながら
僕の皿にも取り分ける君
なんとも君らしい仕草に
また笑顔が溢れてしまう
「ヒョン…どうして食べないでずっと笑ってるんです?」
君が不思議そうに尋ねる
「ん?」
君はアルコールが弱い僕の為に
シャンパン風味のジュースを注いでくれる
「せっかくのお料理が冷めちゃいますよ」
グラスを僕に手渡しながら
眉をひそめる君
「お前があんまり可愛いから」
僕は肩肘をついて君を見つめる
「可愛いお前を見てるだけで十分」
君の口の周りについたケチャップを
親指で拭ってやる
そしてそれをそのまま僕の口に運んだ
「ヒョン…!」
顔を真っ赤にした君はすぐにティッシュで僕の手を拭う
「そんなことしなくていいのに…」
嬉しいくせに
君は本当に恥ずかしがり屋だ
「可愛いね」
僕は君への愛おしさが溢れ出す
「いや、ヒョン…お願いだから食べましょうよ…」
僕の視線が気になって
食事をしている気にならない?
「オレはピザよりもお前が食べたい」
そう言うと今度は怒ったように顔を赤くする
「食べ物を粗末にしたらダメです!」
おいおい、君が気にするのはそこ?
「じゃあ…ピザが食べ終わったらお前を食べても良いの?」
僕は意地悪な質問をしてみる
「えっと…あー…いや、そういう意味じゃあ…ないんですけど…」
うん、OKらしい。
「分かった。それじゃあ食べるよ」
「え!!!!!!!!」
思わず席を立つ君
「ピザをね」
そう言うと目をまん丸にする君
ああ…本当に可愛い
「そ、そうですよ…あ!」
君は何かを思い出し席を立つ
「僕からも…プレゼントがあります」
そう言うと僕の前に小さな封筒を差し出した
「え?チャンドラから?なんだろう…嬉しいな」
もちろんクリスマスだから
君からのプレゼントも当然あると思っていたが
僕は君自身がプレゼントってことにしようと考えていたので
これは嬉しい誤算だった
だって君自身はあとでちゃんといただくしね
封筒を開けて中身を取り出す
「ん?なにこれ?」
中から紙が3枚出て来た
「…◯◯券????」
紙には君の手書きでこう書かれていた
『ぼくにして欲しい事を1つ書いてぼくに渡して下さい。
ただし使用期限はクリスマスが終わるまでです!』
僕はしばらくプレゼントを見つめる
「何でも良いの?」
ここがこのプレゼントの一番重要なところだ
「良いですよ」
君はあっさり答える
なんということだ
何でも良いらしい
「え、本当に?」
君は笑顔のまま「はい」と言う
「だって3つもあるよ?」
3回も君を好きにしていいってことだろうか
「ただし」
あら?
「エロい事はダメです!!!!!!!!」
なんだよ
「それじゃあ何でも良いにならないじゃん」
僕があからさまにガッカリしたのを見ると
「ヒョン…まさか全部エロい事に使うつもりだったんですか?!」
と、なんとも子供のようなことを言う
「うん」
だって、これはそういうプレゼントだろう?
「あ…そうですか…」
今度は君ががっくりと肩を落とす
「というか、これ、誰に聞いたの?」
君のアイデアとは思えなかった
「あ、日本のスタッフに聞いたんです。子供達が親に贈るものだって
例えばお風呂掃除…とか、晩ご飯作る…とか」
ぼくはきみをじっと見つめる
「それいつもやってくれるじゃん」
きみはハッとする
ハッとした後
サッと顔を赤くする
もう…
「誘ってる?」
「違います!!!!」
君はボールペンを僕に手渡す
「ほら!書いて!!エロいの以外!!!」
難しい
難題だ
「無理だよ」
「む、無理?!!ヒョンはそれでも大人ですか!」
「オレは男だ」
「そんなの…知ってますよ!」
もうむちゃくちゃだ
僕は可笑しくなって笑い出す
君もつられて笑い出す
僕らはなんだか笑いが止まらなくなってしまって
そのあと暫く笑い続けた

「ヒョン…まだですかあ?」
僕が君からのプレゼントを何にするか悩んでいる間に
すっかりプレゼントを食べ尽くした君は
満腹感からか今にも眠ってしまいそうだ
まずい
それじゃあこの後待っているメインイベントが台無しだ
今日は思う存分君を可愛がるつもりだったのに
「うーーーーーん、じゃあこれ!」
「なんですか?…肩もみ10分…了解しましたあ!!」
きみは嬉しそうに僕の後ろにまわると
僕の肩を揉み出した
きっとエロいお願いじゃなかったのが嬉しかったんだろう
何故だ
ぼくたちは恋人同士なんだから
エロい方がいいのに
と言っても僕としては君が
僕の身体に触れている事が嬉しいのだが
君は分かっているのかな
10分が経過するころになった
「あと10回で終わりですよお~」
君がラスト10回を告げる
僕はチャンスとばかりに
肩にかかる君の手を握るとそっと口づけた
「こ、こら!」
君は驚いて手を引く
もう少しのところで逃げられてしまった
「ちぇ」
君は何故か少し離れたところから僕に声をかけた
「ほほほ、ほら!あと2枚!急がないとクリスマス終わりますよ!」
そんなに警戒しなくても
そんなに僕とするのが嫌なの?
そうかいそうかい
君がそういう態度ならこっちだって考えがあるぞ
「はい、書けました」
君に券を手渡す
君は券を見ると顔を真っ赤にしてぶんぶん顔を横に振る
「ダメダメ!これはダメです!」
君は両手で大きくバツを作る
「なんでだよう」
「ちゅーはエロい事に入ります!」
君は中学生か
「ふん。チャンミンくん。ちゅーは挨拶だぞう」
僕も中学生みたいだ
「う!」
お、中々効いている
「欧米じゃキスは挨拶だろ?違う?え??違うのか???」
僕はそう言うと君に詰め寄る
「そう…ですけど…」
もう一押し
「あれえ?エロい事じゃなきゃなんでもいいんだよねえ?」
そう言うと僕は君の目の前でクスリと笑った
君はとうとう観念したようだ
「分かりました…」
君はそう言うとぼくの顔に近づく
「ストップ!」
僕はさっさとちゅーを済ませようとする君を止める
「ほっぺじゃ嫌だ」
「えええええ!」
やっぱり
挨拶を引き合いに出してしまったので
きっと君は頬にちゅーで済まそうとしたはずだ
そうはいかないぞ
「さ、どうぞ」
僕はそう言うと君の正面でニコニコ
君は顔を真っ赤に染める
しかしついに意を決したようだ
君は僕の腰の辺りを掴むと
そっと僕にキスをした
君の唇が触れた瞬間
僕は君が離れないように抱きしめる
君も覚悟をしていたのか
(そういうところは男らしい)
僕に身体を委ねる
僕は君と口づけたままソファーに君をそっと押し倒す
君をソファーに横たえさせると
そっと唇を離す
君は潤んだ瞳で僕を見つめた
「ヒョン…」
「チャンミン…いい?」
僕はそう尋ねると再び口づけようと君に近づく
「ヒョン、あと1枚残ってます!」
そう言うとあの鍛え抜いた筋肉で
思い切り僕を押しのけた
なんていう力だ
こういう時にその肉体の力を発揮されては困ってしまう
「えええ…」
僕の不満そうな顔を見ると
君は更に瞳を潤ませた
「僕のプレゼント…気に入らなかったですか?」
シュンと肩を落とす君
しまった…
「いやいやいやいや、そんなことない!すぐ、すぐ書くから!」
僕は慌ててもう1枚を書きにテーブルに戻る
ちょっとお遊びが過ぎたようだ
確かに君がくれたプレゼントを
ないがしろにしては申し訳ない
君は僕がもう1枚を書く間にテーブルを片づけ始めた
こうやって
いつも君は何も言わずに
僕を守ってくれている
何も言わなくても
食事を作ってくれて
何も言わなくても
お風呂を入れてくれて
何も言わなくても
僕の傍に居てくれる
そんな君が…
「書けたよ」
君は嬉しそうに券を取りに来る
君に券を手渡す
君は券を見ると暫く何も言わずに券をじっと見つめた
「ヒョン…これはダメです」
君は僕に券を戻す
「どうして?」
君はじっと僕を見つめる
「それはお願いされなくても僕がそうするって決めてる事だからです」
真剣な眼差し
君の大きな瞳が
僕をまっすぐ見つめる
僕は胸が熱くなる
「じゃあ…もうお願い事はないよ」
僕は微笑む
君は僕のその言葉を聞くと
少し目を伏せた
そして嬉しそうに微笑んだ
僕は君の頬にそっと手のひらを当て
今にも泣き出しそうな君の頬を撫でた
君は頬に当てられた僕の手に自らの手を重ねる
そして恥ずかしそうに言った
「仕方ないですね…じゃあ最後の1個は何でも良いです」
「え?」
僕は一瞬君の言っている意味が分からず聞き返す
けれど君のその表情から
君の言わんとしている事が分かった
僕は席を立つとそっと君を抱きしめる
「では寝室に行きましょうか?僕の愛しい人…」
耳元でそう囁くと
君は小さく頷いた
僕は愛しい君を抱き上げると
寝室へ向かった
今日はクリスマス
君に愛だけを注ごう
ベッドにそっと君を降ろす
「愛しい人…君は永遠に僕のものだよ」
そう
永遠に
君は僕のもの
そして僕も
君のものだよ







END










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