ある時から私は変顔を嗜むようになりました。


ムンクの叫びをもう少し歪ませて白目にします…肝は思い切りデス。


人に見せなくてよい。否、見せられない。密かにおこないます。緊張がほどけたり顔のストレッチになるのでなかなか気持ちのよいものです。


でもそれは沸き起こるというよりは、やるぞっと思ってから行うものでした。





私は去年の末から絶不調でした。
インフルを機にいつもの浮き沈みの沈没も重なりひきこもっていました。


空気の入れ換えもせず布団のシーツも替えずずっと寝てばかり。食事はまあまあ食べてはいましたが動かない。ので消化不良が続いていました。no加湿器で喉も目玉も肌もカピカピ。体ガチゴチ。不健康な身体に仕上がっていきました。


そりゃ巡りも悪くなるはずだ。悪くなるどころでははい。発酵道著者の蔵元さんが書いていたまさに腐敗とはこの事か。。

腸は腐敗する。
心身ともに腐敗する。



まず段々と顔が痒くなってきました。そりゃそうだろ。市販の薬を塗ってもチョコラBBを飲んでも一向に治りません。おそらく消化できず腐敗してるから薬や栄養をどれだけ取ったとて吸収出来ない体になっていました。

痒みは増すばかり。で、ある朝に爆発します。赤く腫れてそれまで体験したことのない焼けるような皮膚の感覚に驚きました。

痒!

痛!

熱!


ひきこもり期間ゆえ外に出掛けるのはまだまだとても億劫でしたがあまりの痒さに白旗。病院へ駆け込みました。


ステロイド

だけは避けたいと思っていましたが、
一人目の皮膚科医さん「そんなに荒れた肌にはステロイド塗るしかありません👀ジロ」
いとも簡単に私は塗り薬を受け入れました。
だってこの痒みから解放されたいからです。


結局ぶり返し。


その後
ステロイド大反対の先生を経て


3人目のステロイドあり派の女医さんのところで希望がみえ、やっと抑えられたと思った矢先に痒みが再び勃発、私は発狂しました。

氷枕に頭を打ち付けて叫びました。



カユイカユイカユイガユイヨォオオオ
どおしてエエエエエ




沸き上がるまま変顔!!!

になりました。変顔は涌きおこります。

物凄い形相だったと思います。

白目を剥いて口裂きも気にせず大きく口を思い切り開けて歪めました。

両手で顔を挟むあのポージング、、


すると不思議なことに何だかフッと笑えて痒みが弛む瞬間がありました。

痒みは脳が感じる…のだとしたらその痒みへの神経の道を脱線するような感覚です。


痒みを紛らわすひとつの方法としてまずはじめにお伝えしたいと思いました。


気が狂うほどの痒みには変顔を