パパの夢を見たのは
亡くなってからどのくらい経ってからだろう
四十九日後くらいかな
観覧車のような、車の後部座席のような
シートに隣同士で座って楽しそうに話してる私たち。時間は朝8時くらい…かな
他の景色などを見ながら、
パパは笑っていたけれど何も話さない
しばらくしてふと見たら
パパの唇が紫色になってきて、
息が上がってる
どうしよう、やっぱりダメなんだ
8時23分までなんだ…
あと少しでパパが死んじゃうんだ
私は必死で、抱きしめて
キスをして
「愛してる」と言った
沢山抱きしめた
パパは涙を流して
ただ私の腕の中にいた
そこで夢が覚めたと思う
あの日の朝から会えなくなったパパと
初めて夢で会えたという感覚
私はきっとずっとパパにしてあげたかったことを夢でしたのかもしれない
パパは私の前だけでしか泣いたことがないと思う
そのパパを夢で見た
きっと今も泣いてると思う
何も言えずに
たった一人で逝くことになってしまって
時間は何故か少しズレていたけれど、
リアルな夢でしばらく忘れられなかった
誰にも話したくない夢
また会いたいよ