　次に、１階リビング・ダイニングの半あらわし梁・柱の現場塗装の結果です。

　これに関しては、床材のオイルチークのうち色幅の中間の色を指定し、濃い茶色が多いオイルチークと、光沢があり明るく薄い茶色（ベージュ）の建具との間を狙って、グラデーションとして床と梁・柱、建具等の色のバランスを取れないかと試みました。
　実際の色塗装ですが、ちょっと私が思うより濃かったかなーといったところです。若干イメージより黒色が多く入ったというか、もう少しミディアムなアメ色のものを期待していましたが、ちょっとこげ茶の感じですね。やはりオイルチーク材に合わせ色を調合したことで、チーク材の色の傾向に偏ってしまったかも。

　でも、床材のオイルチークとは当然合っていますので、結局、床の色に柱や梁の塗装を合わせたという感じでしょうか。それぞれを相対的に見ると、全体的にはまーＯＫでしょう。見た感じ違和感はないという印象ですのでよしとしました。まだ、床の養生が全部取れていないので分かりませんが、そんなに重たい印象にはならない感触です。

　この前書いたように、今のところ、むしろレッドシダーの色幅のある感じが、濃淡のある全体の色バランスを取ってくれているようです。色幅があるのは、合わせる色が多くあるということで、コーディネートとしては便利なんですよね。
　
　まー、これで、１階のリビング・ダイニングの空間を占める主要な色が決まりました。あとは、白系の壁紙を残すのみです。壁紙によってもまた印象は変わってくるでしょうしねー。

　あと、２階書斎のあらわし梁ですが、これは床材の淡色バンブーに合わせ塗装してもらいました。一階の色合いに比べたらかなり明るい茶系の色合いとなり、これは２階の明るい感じを保ち、ほぼ想定どおりかなーという感じですね。

　というふうに、今回の現場塗装は、レッドシダーのオイル仕上げは成功でしたが、あらわし梁や柱の色塗装に関しては、正直、色を選定する、色を伝えるという難しさを感じました。オイルチーク材の中から基準色を指定しようとしても、日が当たっているところと、日陰のところでは、かなり色の見え方も違ってきますしねー。現場塗装後の柱の色をみてもそう思います。
　念には念をで、色の調合や塗装も付き合った方がよかったかなーとも思います。

現場塗装の結果発表ー②