↓ソース
https://www.bs-sptv.com/meloholic/interview/index.html?no=3
メロホリック
インタビュー&ギャラリー
主演「ユンホ」 オフィシャルインタビュー 前編
−ドラマ『メロホリック』を俳優復帰作に選んだ理由を教えてください。
ユンホ:はじめシノプシスを見たとき、ロマンチックコメディでありながらミステリーやスリラー要素もある、『明』と『暗』の側面を持っているところが面白いと思いました。「演技的には難しそうだな」という危惧もありましたが、だからこそ“俳優ユンホ”を待っていてくださるファンの皆さんに、新しい俳優ユンホの魅力を見せることができるのではないかと思い、出演を決めました。
−演技的に難しそう、と思ったのはなぜですか?
ユンホ:ウノは少なくとも8つのカラーを持つキャラクターでした。垢抜けない大学生の顔、“女子が憧れる先輩”の顔、そして恋愛している顔、特殊能力を使って事件を解決させる顔……。様々な顔を持っているんです。感情もアクションの振り幅も広いし。高度な演技力が必要でした。
−そんなウノを実際に演じてみていかがでしたか?
ユンホ:演技って、やっぱり奥深いなと再確認しました(笑)それからこれは台本が出来てからわかったのですが、セリフがものすごく多くて! 入隊前に撮影したドラマ『夜警日誌』で無口な役を演じたので余計「ウノっておしゃべりだなぁ」と思っちゃいました。初めはこんなにたくさんのセリフを覚えられるかなと心配もしましたが、やってみると思ったよりも苦労しませんでした。何度もリハーサルをさせてもらったり、監督やスタッフさんが協力してくれたりしたので、撮影もスムーズに行きましたね。
−同じ男としてウノの魅力はどこだと思いますか?
ユンホ:純粋で面白くて、母性愛を刺激するところですね。
−似ているところがあるとすれば?
ユンホ:ウノは今まで演じたキャラクターのなかで一番シンクロ率が高い役なんです。特に純粋なところは僕そのものですね。あはは。自分で言うと何か笑っちゃいますけど(笑)女性の愛し方も似ていますね。
−女性の愛し方とは?
ユンホ:それは、ドラマを観て確認してください(笑)
−約3年ぶりのドラマです。撮影現場はいかがでしたか?
ユンホ:除隊後、まだ社会生活にも慣れてない時期にクランクインしたので、初めは全てが新鮮で不思議な感じでした。共演者の方を見て「あ! 芸能人だ!」ってワクワクしたり、現場に行って「ドラマってこういうところで撮ってるんだ」と胸キュンしたり(笑)
−印象に残っているシーンは?
ユンホ:う~ん。インパクトのあるシーンや攻めたシーンが多くて……選ぶのが難しいですね。うまく話さないとネタバレになってしまいそうだし(笑)一話に出てくるシーンをご紹介しますね。ウノは「女心がわかってない」という彼女からの携帯メッセージに「そんなの言ってくれなきゃわからないよ」と返すんです。そのシーンはウノの純情さがよく表れていて気に入っています。あと、愛する女性を助けようと絶壁で手を差し伸べるシーンも頑張りました。顔も目も真っ赤にして熱演しました。水中のシーンも幻想的で綺麗なので期待して頂ければと思います。
−印象に残っているセリフはありますか?
ユンホ:これも選ぶのが難しいなぁ。セリフの一つ一つがどんでん返しのキーワードとなっているので……。僕とヒロインのイェリが漢江で初めて出会うシーン(1話)で、イェリが「愛とは自分の持っている全ての力を振り絞ってぶつかること」と言うセリフかな。愛する人に全てを与えるという愛し方をセリフで表現しているのですが、ロマンチックな愛を夢見る人にとっては素敵なセリフなのではないかなと。僕も誰かを好きになったら、そのセリフを思い出すと思います。
−ドラマ全体の見どころを教えてください。
ユンホ:僕が特殊能力を持つようになる背景を中心に見ていただきたいです。ウノが相手の手を触って心を読み解く瞬間や、イェリがもう一つの人格であるジェリと入れ替わる瞬間など、CGも楽しめると思います。
主演「ユンホ」 オフィシャルインタビュー 後編
−演出を担当したのは『また!?オ・ヘヨン』などラブコメを多く手がけた「ラブコメの帝王」ことソン・ヒョンウク監督です。実際にお会いした監督の印象は?
ユンホ:控えめですが、キャラクターに対して誰よりも愛を持って深く考え、作品に対する情熱を持っている方。いい画が撮れると顔がほころんだり、撮影中モニターを見ながら自分も一緒に演じているような仕草をされたりする姿を見て、「ああ、監督はもうひとりの主人公なんだな」と思いました。
−監督から何か演技的な助言を受けましたか?
ユンホ:感情面でのディレクションが多かったように思います。今までやってきた作品の中で一番表情を豊かに変化させて欲しい、喜びと哀しみの感情の幅を最大限広く演じて欲しいと言われました。
−それにうまく応えられたという手応えはありますか?
ユンホ:そうですね。撮影中から「君が成長する姿を見せてくれるから気分がいい」とか「今までしてきた感情表現の中で一番よかった」とか、たくさん褒めてくださったんです。先日、ディレクターズカット版を見せていただいたのですが、監督が「君を選んで正解だった。全く後悔していない」と言ってくださって。本当に気分が良かったですね。
−ヒロインを演じるキョン・スジンさんとはこれが初共演だそうですね。
ユンホ:スジンさんは見た目は清純で大人しそうに見えますが、サバサバしていて芯のある方でした。女性だったら少し避けたくなるようなシーンにも果敢に挑戦する意欲もありますし。芸能界のキャリアは僕が先輩ですが、演技の面では彼女の方が専門なので、彼女から学ぶことも多かったです。
−撮影現場でのエピソードはありますか?
ユンホ:スジンさん演じるイェリは、ジュリというもうひとつの人格を持っているんです。そのため、人格が変わるごとにヘアスタイルや化粧はもちろん演技をも変えなくてはいけません。でもそれを淡々とこなしているところを見て、かっこいいと思いましたね。不思議なのは、イェリのシーンを撮っている時と、ジュリのシーンを撮っている時では、撮影の合間に話すことも態度も全く違うんです。そのプロ精神には驚きました。
−ウノは「右手で触ると相手の心が読める」という特殊能力を持っています。ユンホさんも「女心を知ることができる能力」を持ってみたいですか?
ユンホ:う~ん。どうかな。女心ってわからないから面白いんじゃないですか?はじめから全部知っていたらつまらない。何事も真っ直ぐな道は面白くないですもん。もちろん、相手の心がわかったら物事がスムーズに進無と思うけど恋って相手の心を少しずつ知っていく過程が楽しいんじゃないかな。すれ違ったり、理解し合ったりしながら恋を育んでいく、そんな恋がしたいです。
−実際に「相手の心がある」能力を持ったら、誰の心を読みたいですか?
ユンホ:ファンの皆さんと両親です! ファンの方はいつも愛してくださっていますが、きっと残念に思っていることもあると思うんです。だからファンの皆さんが、僕や東方神起に何を求めているのか知りたいです。僕は完璧にできないことはやらないという性格なので、すぐに実現できないこともあると思いますけど。スタッフの方と相談しながら、ファンの皆さんに愛してもらう努力はしていきたいなと思います。
−両親の心を読みたいのはなぜですか?
ユンホ:親って、どんなにつらくても苦しくても、自分の気持ちを子供に見せないじゃないですか。息子としては両親が何を思っているのか分かれば、もっと親孝行出来ると思うんですよね。
−ユンホさんが何か特殊能力を持つとしたら、どんな能力が欲しいですか?
ユンホ:透視能力です! 未来の東方神起、未来の俳優ユンホ、未来の僕の家族、そういうものを見てみたいです。面白そうじゃないですか。僕、過去より未来に関心や好奇心が強い方で。もし、未来のユンホが間違った道に逸れていたり、上手くいっていなかったら「おい!お前! それは違うだろう!」と諭してあげたいです。過去のユンホが監視していると思ったら、未来の僕も襟を正すのではないかなって(笑)
−ユンホさんにとって、今作はどんな作品になりましたか?
ユンホ:俳優として一段階ステップアップさせてくれた作品でした。僕、昔から「作品を通して成長する自分が見たい」と言ってきたんです。今までどの作品も成長できないものはありませんでしたが、今作は一番演技的な成長を感じられたように思います。この作品に参加できて本当に幸せでした。
−今後、どんな作品に挑戦したいですか?
ユンホ:自分の魅力を最大限引き出せる作品や役柄を演じたいという想いは、昔と変わっていませんが、今はそれに加えて「俳優として挑戦のある作品」に出会いたいと思っています。そしていろんなカラーを持つ俳優になりたいです。「僕は赤です」「僕は青です」と自分の色を押し付けるのではなく、「ユンホは赤が似合うね」「ユンホは青が似合うね」「ユンホは黄色が似合うね」と人によって違う印象を持つ俳優が理想です。あはは。なんだかちょっと抽象的すぎましたよね? わざと難しく話して、ちょっとかっこつけてみました(笑)
−最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
ユンホ:ドラマ『メロホリック』を通じて、久しぶりに俳優ユンホとしてファンの皆さんにご挨拶をすることになりました。『メロホリック』は、話の展開がスピーディーで、どんでん返しも多くて、次!次!と、どんどん先が見たくなる作品です。僕も台本を見て「ええ!こんなことが!?」って毎回びっくりしたくらい(笑)どんなどんでん返しがあるのかは……皆さんが直接チェックしてください。本当に面白い作品なのでたくさんの方に観ていただきたいです。応援よろしくお願いします。