アトピー性皮膚炎との戦い | *雪のかけら、ふたつ*

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長女ハル(仮)*重度子宮内胎児発育遅延→27週で早発型妊娠高血圧症候群、救急搬送
管理入院の後HELLP症候群→29週、840gで誕生
→低身長経過観察中
次女ナツ(仮)*再発なしで2690gで出産。
→母の遺伝か低身長気味

ふたりの娘の記録と、母のつぶやきです。

長女のアトピー治療について、まとめようと思ったのですがなかなか手が付けられず…。

今通っている皮膚科と同じような方針のお医者様がいらっしゃったのでリブログさせていただきました。

 


 

 

最初にかかっていた小児科、次にかかった最初の皮膚科とも、弱いステロイドを使う方針でした。

なので、薬を塗ればちょっと良くなる。

けど、完全には抑えきれないので長女はかゆくて掻いちゃうし、ちょっと良くなってもあちこち次から次へと症状が出てくる。

言っても掻いちゃうし、そもそも寝ている間にも掻いているのでどうしようもない。

そして、季節の変わり目やちょっと良くなって薬を保湿のみに切り替えるとあっという間に悪化する。

かゆみ止めの飲み薬も効いている気がしない。

 

悪化していたころの長女の写真が出てきました。

GW頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手も足もあちこちアトピーで手が付けられない。

顔や目も症状がひどくて、見た目もすご~くかわいそうだった頃です。

胴体もひどくて、保育園から「薬があれば園で塗りますので持ってきてください」と言われてしまう始末。

 

 

困っていたところ、別の皮膚科でアトピー外来があることを知ってひどくなった頃に受診。

「強いステロイドを使って一気に症状を押さえて、まずは掻かない状態を作る。その上で少しずつ弱い薬に変更し、最終的には保湿のみでOKな状態にする」

と、最初にかなり強いステロイドを出されました。

効果が分かりにくいうえに肝臓への影響が心配と言うことで飲み薬は中止。出来る限りシンプルなケアにしていこうと言われました。

 

 

この頃は、いくら保湿剤を塗っても肌が乾燥しすぎていて全く吸収されている感じがせず、肌の上に浮いているような状態でした。ステロイドをワセリンで10倍に希釈(?)したものをうす~く、何回も塗るように指示を出され、正直言って指示通り塗るのは大変でした。(多分、指示通りの回数は塗れていない)

それでもあっという間に効果が出て日に日にきれいな肌になりました。その後、約1週間後に受診した時は「大分きれいになったね~」と言ってもらい、お礼を言ったところ、先生から

「お母さんが頑張って薬を塗ったからだよ。言ったとおりに塗るのはすごく大変だからね」

とねぎらってもらい、正直言って泣きそうになりました。

 

その後、ステロイドを急にやめてはいけないこと、顔は副作用が出やすいから出来る限り早く脱ステロイドした方が良いことの説明を受け、1つ弱い作用の薬に変更しました。

 

ステロイドを1段階弱いものに変更しても症状がぶり返すことはなく、また長女自身が掻かなくなったことで悪化も避けられました。

顔は保湿のみで大丈夫でした。

肌の状態が良くなると、保湿剤もちゃんと肌に入っていくような感じで薬が肌から浮いた感じが明らかに少なくなりました。

最近はこの状態。

 



 

 

一見、アトピーが見当たらないくらいキレイになりました。

 

今は手首、足首、ひざの裏など、症状が出やすいところにちょこっとアトピーが出ます。

アトピーが出た場所にはすぐに薬を塗って悪化と掻きむしりを防ぎ、状態が落ち着いたら弱い薬に変更し、徐々に保湿のみに切り替えて対応しています。

長女の肌の状態で薬を調整できるようになりました。

 

私が長女の肌の状態で薬を塗り分けることが出来るようになり、皮膚科への通院も「薬がなくなったらおいで。子供二人もいると通うの大変だから」と、かなり間隔があくようになりました。

 

 

背中、お腹などの胴体部分と顔にはもう2ヶ月くらいステロイドを一切塗っていませんが、症状が出ない状態をキープできています。

弱いステロイドをだらだらと塗っていたころには、2ヶ月も保湿だけでOKなんて想像がつきませんでした。

皮膚科を変えて本当に良かったと思います。

おじいちゃん先生ですが、しっかりと説明をしてくれてこちらの話も聞いてくれる先生に出会えて本当に良かった。

 

ステロイドが悪ではない、使い方が大事だと本当に思います。