先日病院へ行ったとき、
リハビリ外来の時間を待っていると、一番会いたかった人が目の前を通過していきました。
慌てて声をかけて、リハビリの前のわずかな時間ですが話すことが出来ました。
MFICUに管理入院していたときにお世話になった、助産師さんです。
実際には何回か担当をしてもらったくらいなのですが、
とても気持ちに寄り添ってくれる助産師さんで、良く不安な気持ちを吐き出しては慰めてくれました。担当じゃなくても、廊下やナースステーションの前で会うと声をかけてくれました。
1日、1日、入院期間が延びて週数が進むと「すごい頑張ってるよ～」と言ってくれたり、
(結局実現しなかったけど) NICUに見学に行こうと言ってくれたり、
出産後には、結局管理入院しても2週間ちょっとしか出産を延ばせなかったけれど、それでも十分頑張ったと言ってくれました。
採血の上手い下手とか、ナースコールしたらすぐ来てくれるかそうでないかとか、色々看護師さんによって対応や看護に差はあるけど、そんなことの良し悪しよりもちゃんと話を聞いてくれることが当時の私には嬉しかったです。
若い看護師さんが多くて、なんとなく妊娠出産のことは言っても分からないんじゃないかな～と思い込んでいてあまり言ってなかったのもありますが。
一年近くも前に入院していた人のことなんて覚えてないと思いますが、それでも名前と、妊娠中毒症で入院していたことを言ったら思い出してくれたようです。
(寝ていたけれど)娘の顔も見せられて、一番会いたかったこと、体調があっさり回復したこと、2人とも元気にしていることを伝えました。
次にここで出産することがあれば、そのときは立ち会ってくださいとお願いもしました。
本当は全く覚えていなくて、思い出したフリかもしれませんが、それでも良いんです。
(私だったら…1年前に1ヶ月足らずの入院をしていた人のことなんて忘れてると思うし
)
退院前に伝えられなかった感謝の気持ちを伝えられたので、それで十分でした。
「午後も頑張ろうって言う気になった」と言ってくれただけで嬉しかったです。
私が入院していたときもそうでしたが…基本、夜勤が多いようで久しぶりの日勤だと言ってました。
会えたのは本当に偶然かも知れません。
貴重な休憩時間を邪魔して申し訳なかったですが、握ってくれた手は入院していた頃と同じように温かくて涙が出ました。