新型コロナウイルス感染症…
今、この言葉を聞かない日はなく、私はテレビをつけなくなりました。
自分の命や大切な人の命を守るために自分ができることをしていますが、正直気は滅入るし、しんどいからいらない情報は入れないようにしてます。
自分に必要な情報を集めながら、やはりモヤモヤしてしまうことがたくさんあり、様々な立場で思うことがあるのは理解しつつ、感じていることを書いてみます。
クラスターを防ぐため、今、全国の多くの小中学校、高校が臨時休校になっています。
「子どもたちの命を守るため、全国にむけて休校の要請をする」と首相が口にした日から、もう1ヶ月程になります。
では、同じ子どもが集まる幼稚園、保育所はどうか…
幼稚園に関しては学校と管轄が一緒であることや、保護者の就労が入園条件として課せられていないところがあるために、早くから登園自粛を呼びかけられました。
保育所は…「原則、開所する」というのが、国からのお達しです。
理由は…「保護者の就労を守るため」だそうです。
矛盾…
してますよね…?
「子どもの命を守るため」と小中学校を休校にするのに、保育所は「保護者の就労を守るため開所せよ」…
大人の都合で危険に晒される乳幼児の命って、一体何なんですか?
こんな状況でもほとんどの人が仕事を休めないこともわかっています。
テレワークができる仕事ばかりではありませんからね。
仕事が休めない保護者は「保育園を閉めてもらっちゃ困る」という方もたくさんいるのは事実です。
「こんな時でも預かってもらってありがたい」と言ってくださる方もいます。
心が温かくなります。
実際働かないことで収入がなくなれば、結果的に家族の命が守れない…という方がいることもよくわかります。
だから「こんな時に子どもを預ける親」を批判したいわけではないのです。
「保育者も休みたい」とかいうわがままを言いたいわけでもない…
もちろん、平時と変わらず、全力で子どもたちのことを守ります。
でもね。子どもの命は親、そして周りの大人が守るのです。
自分で手洗いをすることもままならない乳幼児は周りの大人が守るしかないのです。
でも、保育所(幼稚園)に来ると、子どもが密接に関わり合うことは、どんなに専門性を持った保育者であっても、止めることはできません。
どんなに園舎内外、玩具を消毒しても、子ども同士、子どもと保育者が接触しないで生活することは不可能です。
だからこそ、「子どもの命を守るため」と言うなら、保育所(幼稚園)を休園にする判断はしっかりと国、自治体が判断してもらいたいと思っています。
今、休園になる条件は「感染者や濃厚接触者が出た場合」です。
日々忙しく働いている保護者のことを思うと心苦しく思うことは事実ですが、未知のウイルスです。
私たちも経験したことがないものから集団の子どもを守ることは難しくなってきているというのが現状です。
実際に全てを閉じるということが難しいのはわかっていますし、ただ単に言葉尻の問題かもしれませんが…
「扱い」が雑な気がして、モヤモヤしているのか本音です。