最近、実家の断捨離もすこししています
押入れの中から木彫りの女神像が出てきました。これ、前はリビングに飾ってあったな、とほのかな記憶
でも家に昔からあるものなのに、どうしてここに来たのか、よく知らないままだったことに気づきました
父に聞いてみたら「45年くらい前に、仕事でインドに行った時にいただいたんだよ。現地で新しく会社をつくる節目だったみたいでね」と静かに話してくれました。
なんとなく置いてあった小さな像でしたが、当時の父の仕事やご縁の中で、節目のお祝いとして家にやってきたものだったことを知りました
インドでは、大切なタイミングに、良いご縁や繁栄を願って女神像を贈ることがあるそうです。気づけばこの像は、長い時間をかけて、家の中を静かに見守ってくれていたのかもしれません・・
父と話して「手放すより、家に飾っておこうね」と決まりました。長い年月を経て、ようやくこの子の背景に触れられた気がします
これからは、リビングの明るい場所に。そっと置いて、大切にしていこうと思いました
