子宮頸がん検診、受けていますか?

6/21 読売新聞より

2013年
日本では年間約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約2,700人が亡くなっています

子宮頸がんになる人の年代は30~40代が最も多く、亡くなる人は600人以上!

小中学生の子どもがいる、

もしくは会社で中心となり働いている世代です



日本における子宮頸がんの受診率
2013年の調査では42.1%

アメリカ、カナダは90%に達しています

日本の子宮頸がん検診受診率、低いです




子宮頸がんの検診は50年以上にわたり細胞診でしたが、近年欧米ではより精度の高い、HPV・DNA 検査が有力になりつつあります


この方法では、採取した細胞から子宮頸がんの原因であるヒトパピローマ・ウイルス(HPV)のDNAを直接検出します


HPVに感染=がんになる訳ではなく、大半の場合ウイルスは自然消滅します


感染が持続する人の中から、子宮頸がんが発生します。感染~広がるがんになるまで、5年以上


またHPVの感染予防ワクチンが世界80ヶ国以上で一般的に使用されるようになって、子宮頸がんの最初の防波堤ができました


従来の細胞診による検診は2年に1度ですが、HPV・DNA検査は上記の理由から検査間隔を長くすることができることも(30歳開始で5年に1回)受診者にとってのメリットとなります


世界の主要国ではHPVワクチン接種が進み、子宮頸がんにかかる人が減少していることも見ながら、HPV・DNA検査を子宮頸がんの1次検査(選別)に置き変えつつあります


日本でも極一部でこの検査方法の研究は進み、成果も出ていますが未だ従来の細胞診が殆どだそうです


またHPVワクチン接種は副作用の問題から積極的な推奨が中止されたまま、既に2年が経過しています


WHO(世界保健機関)等は日本の副作用報告をきっかけに世界中で精査した結果、問題なしとして積極的にワクチン接種を推奨しています



HPV ワクチン接種で発生予防

予防できなかったものは検診でがんになる前の段階で発見(HPV・DNA検査)


これが世界の流れであり、理論的には人類は初めて、子宮を失う人をゼロにする時代を迎えています



子宮頸がん検診

人間ドックや

市町村での検査もあると思います


とりあえず検診に行くことから始めようっと