5/29 TBSラジオ「荒川強啓のディキャッチ」
山田五郎の「ザ・ボイス」より

この秋日本にアメリカから進出予定の「ブルーボトルコーヒー」。アメリカのコーヒー文化のサードウェイブ(第3の波)と言われ大変注目されているこのお店、なんとビジネスモデルは日本の喫茶店だそう。

コーヒーの豆や入れ方にこだわる、店員(マスター)と客の会話を重視など一昔前はたくさんあったいわゆる「喫茶店」です。

ブルーボトルコーヒーの創業者はもともとオーケストラのクラリネット奏者でしたが、2001年の911テロで仕事が激減。翌年、自分がもともと好きだったコーヒーで事業を立ち上げました。

その際参考にしたのが、19歳の時初来日して以来大ファンになった日本の喫茶店だったそうです。

コーヒー専門店、いわゆる喫茶店。実は日本の方が進んでいてアメリカから勉強に来ていたのに、今やその数は1981年の約15万軒から2012年には約4万軒と30年で3分の1に激減。

そしてまたもやその蓄積された素晴らしい技術や知識をビジネスに生かせず、おいしいところを外資に持っていかれてしまう。。。

山田五郎さん曰く、これはとても悔しいことで、日本のあらゆる産業が陥っている新たな日本病だそうです。

最高の技術や専門知識をビジネスに結びつける人材やノウハウが今の日本には絶望的に欠如しているそう。

ブルーボトルコーヒー創業者はコーヒーの他にもジーンズ、ピザ、チーズなどあらゆる分野で最高の専門家に会えるのは東京と言っているそうです。

確かに日本での外食は全般的に美味しいし、特に東京では世界中のお料理がいただけます。

日本人である私達は当たり前だと思っていることが、実は世界的にはそうではなくて、もしかしたら東京ってビジネスチャンスの宝庫?!

喫茶店においては外圧?を受けてようやくロイヤル、UCCなどがサードウェイブに乗るべく出店を始めたそうですが、日本の喫茶店文化が長年育んできた財産(ノウハウ)をフルに活用して外資を返り討ちにするくらいにならねば、と山田さんはコーナーを結んでいました。


東京にデニムのスペシャリストがいるって、意外でした。最近はアメリカブランドばかり履いています。確かにEDWINとかユニクロも、それほど高価でなくとても履きやすいです。そのあたり、自分でも見直して見ようとも思いました。