自分の人生の目標は、「自分として生きる」ということ。
僕は性同一性障害としての治療はしていないが、
性同一性障害という診断結果はもらった。
だからといって、自分は自分であり、
何が変わる訳ではなかった。
いつかは治療という道を辿るかもしれない。
でも今はその時ではないと判断した。
まずは自分の社会的自立。
以前から目指していた起業を行うことを最優先とした。
治療の結果、例え男の戸籍を得たとしても、
結局自分の中身は全く変わらない。
所詮見た目が変わるだけ、自分が楽になるだけ。
実際僕は治療をしていないので分からないが、
治療をした人がよくいう言葉である。
まずは自分が生きやすい環境を作り出すこと。
それが当面の目標。
人に任せて、受け入れてくれなくてウジウジするなら、
受け入れられなくなるくらいの環境を作り出せばいい。
例えば、仕事において、未治療で男として受け入れてもらえないならば、
認めざるを得ないくらいの仕事の成果を出せばいい。
それでも受け入れてもらえないならば、
そこは自分のいるべきところではないと思えばいいと僕は思っている。
性同一性障害かどうかに関わらず、
一般的にも当てはまることだから。
自分の性別違和を言い訳にせず、
生きて生きたいと強く思う。