性同一性障害―――。

そう聞くと、敬遠する人がほとんどかもしれません。
僕の周りもそういう人がとても多いです。

でも、自分は女性として生きていくことは出来ないと悟りました。

幼稚園の頃は、「将来は男の子になる!」なんて言っていました。
それでも両親や周りの人たちは冗談だと思って、何も言わなかったんです。

物心ついてからは、「自分は女の子なんだから、女の子らしくしなくちゃいけない。」と思って、男らしくすることを控えていました。
でも、中学生になって第二次性徴が現れると、自分が女であることが嫌で嫌でたまらなくなったのです。

母に「その髪型可愛いね^^」と言われると、反抗してしまいます。
母のことは大好きです。とても優しい人なんです。
でも、「可愛い」とか「女の子らしい」と言われるのが嫌すぎて耐えられないのです。
母は僕に普通の女の子として育ってほしいのだと思います。
それを叶えてあげられない自分がとっても嫌です。


中学生になってから自分でパソコンで調べて、「性同一性障害」という病気を知りました。


――― そうか。僕はこの病気なんだ。変なんじゃない、普通なんだ。―――


こう思ったとき、どれほど心が軽くなったか。
今でも覚えています。
僕と同じ気持ちで苦しんでいる人がこの世にはたくさんいる。

でも、こんなことを知ると同時に、
「性同一性障害」という病気に対して、世間の目はとても冷たいと言うことも知りました。


ショックでした。


でも、僕は諦めたくない。
自分らしく生きたい。


同じ思いをしている人のためにも、ブログを始めることにしました。
僕のブログを見て心が軽くなる人がいるかもしれない。
生きる希望を見つけてくれる人がいるかもしれない。


「性同一性障害」という病気に対して冷たい視線で見られる方もおられるかもしれません。
そのような人は、このブログは読まないでください。
きっと、嫌な思いをされるだけだと思うからです。

逆に、応援してくださる方、当事者の方、FTMの彼氏を持つ女性の方々。
そして、温かく見守ってくださる方は、是非見ていただきたいです。

更新頑張ります。応援宜しくお願いします。