健康診断で引っかかったのと、直腸ちょん切った件の定期検査で、胃カメラと腸カメラのコラボやってきた。
胃カメラはエズくぐらいでさほどでもないが、腸カメラはヤバい。
何ヶ月か前初めて経験した時は、あまりの激痛で寝台の手すりが曲がるんじゃねーかぐらい握りしめてた。
腸ってグニャグニャ曲がってるだろ？
そのカーブを内視鏡が曲がる度に激痛が走り身体が仰け反るので、その度看護師が２人掛かりで俺を拘束してた。 まあ、そのくらい痛い。
その時は俺と女性2人の患者で、1人はおばあちゃん。
痛みの中、「こ、これをあの女性の方もやったんですか！？」と看護師に聞くと「ええ、あなたほど痛がってませんでした笑」
（く…。おばあちゃん腸曲がってないんじゃないのか。）
なんて負け惜しみのツッコミを入れるくらい痛い。
検査前日。
胃カメラ、腸カメラ共、内容物があると正確な検査が出来ないので、前日から食事制限＆下剤を服用する。最後の食事は１３：００くらい。食パンに目玉焼きと鶏がらスープの素にお湯を注いだだけの具なしスープのみ。
１９：００に下剤服用し、検査当日朝２時～６時までの間に、計５回の排泄で体力消耗のうえ睡眠不足。下剤は、排泄に障害がある俺にとって苦行だ。
しかし、検査に向けての苦行はまだ終わらない。
それにしても腹が減った…。
検査当日９：００。
アクリル板パーテーションが設置された長机に座らされた俺とおばあちゃんと、その付き添いのおばあちゃん。
被験者の席にはそれぞれ麦茶を入れる容器があり、その中には製品名忘れた透明の液体が入っている。
担当の看護師が説明を始める。
透明の液体は下剤ですよ。1リットル入ってますが、これを飲み切ってもらいます。
それと各自でご用意してもらってる水５００ミリリットルも飲んでくださいね。
一気に（水だって！）ゴクゴク飲むと（え？）頭痛や嘔吐など（水用意してきた？）気分が悪くなります（え？水？知らないわよ）から、最初は１５分かけて（前回の検査の時紙もらったでしょうが、あれに書いてあるって！）コップ一杯をゆっくり飲んで（しらないわよ、どうするのよ）その後は１０分かけて一杯ずつ飲んで下さいね。
はいはいは～い。水はね、そこ左に曲がったところに自販機あるからね。申し訳ないけどそこで購入したら良いからね。
あっあ～そうなのね。ほら、あなた買ってきなさいよ。
いや、ちょっと待ってくださいね～。よろしかったら付き添いの方が買って頂ければいいと思いますよ。今大事なお話してるからそれが終わってからね～。
じゃあ、もう一度説明しますね。下剤は一気に飲むと気分が…（以下繰り返し）
それから～、飲んでも便意をもよおさない場合はね、ちょっと歩いたり腰を回したりすると腸の動きが活発になるからやってみてくださいね～。
ガタン、おもむろに席を立ち腰を捻り出すおばあちゃん。
あなた、まだ飲んでないでしょ！
いちいちわかってるわよ、ちょっと試しただけでしょっ！
俺と看護師（…）。
以降、他の説明のたび上記のパターンが続くが書くのがめんどくさい。
結局、前回の激痛がトラウマものなので、投薬してもらったら眠っているうちに腸カメラは終わった。
その後胃カメラを無事終了し、一時間半程度寝らせてもらい胃については異状なしという事で帰途についた。
ちなみに1リットルもの下剤は、作り方間違えた残念なポカリスエット風味。最初はいいが水なしでは完飲できない味だった。
オチが思いつかないのでスイマセン。