## はじめに
2025年6月22日、私はインターネット上のショッピングサイトを通じて商品を購入し、代金を銀行振込で支払いました。
しかしその後、商品はキャンセル扱いとなり、販売業者と名乗る相手からは不自然な連絡が続き、結果として返金は行われず詐欺被害に遭ったことが確定的になりました。
本記事は、
・詐欺に至るまでのやり取りを整理し、
・警察への相談・被害届提出時の資料とし、
・同様の被害に遭った方への注意喚起および情報共有を目的として公開しています。
被害防止の一助となれば幸いです。
## ショッピングサイト
2025/06/25時点でサイトは消えてしまっているのを確認済みですが、URLは下記のものとなります。
https://eltask.yescolor.boats/
こちらで2025/06/22に注文を行いました。
## 被害額・相手方の口座
2025/06/23に14,230円を相手方の下記のゆうちょ口座に振り込みました。(※後述するLINEのやり取りでは怪しいと思ったので別の額を伝えています。)
ーーー
銀行名:ゆうちょ銀行
支店名: 四〇八支店(ヨンゼロハチ)
取引種類:普通
記号番号:14020-50553431
囗座番号:5055343
口座名義:ド フォン リン
ーーー
額としてはゆうちょ銀行様への連絡、警察への相談、相手方とのやり取りの資料化などにかかる時間を換算すると採算の合わないものとなりそうですが、詐欺に使われた上記の口座を凍結させて今後の被害防止につなげるためにも断固として戦う所存です。
↓振込履歴
## ゆうちょ銀行への口座凍結の申し立て
2025/06/25に詐欺であることに気付いたため、その日のうちにゆうちょ銀行のお客様サービス相談センター(0120-108-420)へ2回連絡を行いました。
1回目の連絡では
・ショッピングサイトで詐欺被害に遭ったこと
・口座凍結の申し立て
・こちらの名前住所などの個人情報
を伝えました。
担当の部署で調査が行われるとの話を頂きました。
また、この時点でまだ該当口座が公告に載っていないことを確認していただきました。
その電話の後、後述のLINEでのやり取りがあり、そのスクリーンショットを調査の役に立てていただこうと提出したい旨を伝えるため2回目の電話連絡をしましたが、資料を受け付ける仕組みがなく、調査の担当部署では不自然な資金の動きが無いかの確認しかできないと伝えられました。
急ぎの場合は警察へ被害届を提出し、警察からゆうちょへの凍結依頼をしてもらえばゆうちょとしても早急な対応が可能との案内を受けました。
口座から現金が引き出されてしまえば取り返すことは不可能となりますので、被害届提出後、警察の方々には早急な対応を希望します。
## 消費者センターへの相談
私の住んでいる地域(これから相談に行く警察署と同じ地域)の消費者センターへ相談済みです。
相手方の口座情報・私の氏名と電話番号を伝えてあります。
ゆうちょ銀行へ連絡(すでに住んでおります。)し、警察署へ相談に行くようにアドバイスがありました。
## メールのやり取り
以下は2025/06/22上記のサイトでの注文後、メールでのやり取りの内容になります。
こちらの個人情報等については塗りつぶしてありますが、相談時に警察からの求めに応じて直接提出するものとします。
また、相手方の名前についてもこちらはおそらく偽名ですが同姓同名の方にご迷惑が掛かってしまうことを避けるため、同様に塗りつぶしています。
最後のメールで、振込後の商品キャンセル・LINEへの誘導の連絡が来た時点で詐欺に気づき、ゆうちょ銀行へ電話連絡をしました。
## LINEのやり取り
2025/06/25の16時ころからLINEのやり取りをしております。
LINEを開始する時点で上記のサイトが消滅していることを確認済みです。
上記サイトは日本語、メールの送り主の名前も日本人名であったため、LINEのやり取りをするまで海外とのやり取りをしているとの認識はありませんでした。
※LINEを開始する時点で詐欺の疑いを持っていたため、スクショ内の返金額については実際に振り込んだ額とは別の値段を伝えています。
※また、途中こちらから送っているメッセージの「paypayは初めて使うのですが海外送金は特定の国に限定されると注意書きがありました。」は、相手の情報を引き出すために適当に考えた内容を送りましたが、実際のところは存じ上げません。
## 初稿時点でのまとめ
以上を被害届提出時の参考資料としたいと思います。
警察からゆうちょへの口座凍結依頼が行われ、被害額を取り戻すことと今後の被害防止につながることを望みます。
この記事投稿後、なるべく速やかに警察へ相談に行きます。
今後続報があればこの記事に追記致します。
## 続報
2025/06/26 所轄の警察署へ相談に行きました。
事前に得ていた情報により、受付では「詐欺被害に遭い被害届を提出したいので生活安全課の方をお願いします」と伝えましたが、案内されたのは刑事課でした。
本記事を紙に印刷したものを資料として持参しました。
担当者によって温度差があって被害届を出そうにも門前払いで泣き寝入りしたといったケースはよく耳にするもので、正直身構えていたところもありますが、今回担当して頂いた方は懇切丁寧に話を聞いてくださり、持参した資料にもその場でしっかり目を通して頂けたのでとても感謝しております。
この資料を基に「振り込め詐欺救済法(正式名称:犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律)」の手続きが可能とのことです。
振り込め詐欺救済法の手続きは被害届を提出せずとも警察への相談のみで可能とのことで、このまま相談受付番号を発行してもらうだけで口座凍結に向けた作業・(もし口座にお金が残っていれば)分配金の受け取りができるそうです。
ですが今回は
・ゆうちょ銀行より受けた案内により、被害回復分配金を受け取るための書類に被害届受理番号を記載する欄がある事
・自分としてもできる限りのことは最後までやる意思がある事
により、被害届を出すことにしたいと思います。
被害届を出す場合は被害届受理番号が発行され、相談受付番号は発行されないそうです。
被害届を出すのには他の事件との兼ね合いもあり、本日中には無理とのことで、2025/07/02にお約束を頂きましたので後日また警察署へ伺います。
2025/07/02 被害届を提出
再度警察署へ伺い、被害届を提出しました。
前回と同じ刑事さんが対応してくださいました。
被害届は刑事さんが代筆してくれます。それを読み上げながら齟齬が無いか確認していく形になります。
先日提出した資料と相談時の話をもとにあらかじめ代筆された状態で対応していただきましたので大変ありがたかったです。
将来もしも別件で被害届を出すようなことに巻き込まれるとしたら資料だけではなく、被害届に記載する文章のドラフト(事件の日付と時間と経緯をまとめたもの)を自分で書いて添えると警察側も作業しやすいのではないかと思いました。
印鑑を押す欄がありましたが持参していなかったため拇印で済ませました。
最後に受理番号を教えてもらって終了です。
受理番号は数桁の数字のようなIDみたいなものを想像しておりましたが、
「○○警察署 令和7年 ○○番」のような形式で、罪名ごとに分けられ受理された順に1番から振られるようで、今回は2桁の数字でした。
対応して下さった刑事さんありがとうございました。
2025/07/02 再度ゆうちょ銀行へ連絡
被害届の受理番号を伝えるため再度ゆうちょ銀行へ連絡しました。
口座にお金が残っていたかどうかまでは教えてもらえませんでしたが、今日の時点で口座は凍結されていたようです。
06/26に警察署へ相談にいった段階で振り込め詐欺救済法の手続きをしていただいたようなのでそれが効いたのか、それともゆうちょ内での調査が効いたのかは不明です。
もしも凍結された口座に1000円以上の残金があり、各被害者で被害額の比率に応じて分配した結果1円以上になればだいたい5カ月後くらいに分配金を受け取るための書類が送られてくるそうです。
それに該当しない場合は書類が送られてくることはなく、電話連絡などもないそうです。












