今日は、新規事業のインターネットライブ配信の実験のためクライアントのセミナールームをお借りしてテスト配信を行った。
今回は補助金で購入したカメラとスイッチャーの動作チェックも含んでいる。
今回はタブレットでのアプリの使い方をレクチャーする授業の配信を想定。
講師を狙うメインカメラ1台(SONY α6600)
メインカメラには原稿用のプロンプターを設置。
タブレットのオペレーション用カメラ1台(クライアント所有のカメラ)
タブレットの画面キャプチャー映像(android タブレットをChromecastでスイッチャーにつなげた)
パソコンからプレゼン資料の送出(HDMI)
上記4系統の映像ソースをスイッチャーにて適宜切り替えてパソコンのzoomから配信。
仮組みなので配線ごちゃごちゃはご愛嬌。
機材の稼働は良好。
スイッチャー単体で全映像ソースの記録もできるのでそちらのテストも実行
(今回はカメラ側では記録せずにスイッチャー単体での記録を行う)
SSDドライブで録画したが問題なく記録できた。
スイッチングのオペレーションが、ブラックマジックの編集ソフトDaVinci Resolveのプロジェクトファイルとして記録されており、パソコンにSSDを繋げてそのまま編集することもできる!
これは本当に便利!
ATEM Mini Pro ISO買ってよかった!
【今回のテスト配信でわかったこと】
パワーポイントなどで作成した資料をスイッチャーを通して配信し、それをスマホで視聴した場合色味がかなりビビットになり非常に見づらく表示される。パソコンではそこまでひどくない感じがする。
一旦ATEM mini Pro ISOに取り込むところでダウンコンバートされ、それをパソコンにライブカメラとして認識させ、Zoomにて配信しているので、かなりデータを間引かれた状態でスマホに届いているのではないか?
zoom固有の問題なのか、他の配信サービスでも検証する必要がありそうだ。
また、カラーの再現は最終的に視聴するデバイスに依存するので、正確な色で原稿を作ることも検討する必要がありそう。
スマホで視聴する利用環境がある場合は、原稿制作のためのカラーチャートを作ることも検討。
またはデザインテンプレートを作るか。
あとは、プロンプターが期待以上にいい仕事をしてくれた。
基本カメラに慣れていない人は、カメラに向かって話すと緊張して本来のパフォーマンスを出せないケースが多いわけだが、プロンプターの文字を追うことで視線は自然とカメラ目線になるばかりでなく、講師も緊張することなく望めた模様。
プロンプターは単なる原稿表示のものだけでなく、スピーカーの緊張を解き、集中させる効果がある。
プロンプターは今後大いに活躍しそう。
ATEM Mini Pro ISOには大満足だったが、あくまでライブ配信用のものであって、会場に同じ映像を上映する場合などには不向きなこともわかった。
また、映像入力4系統もイベントの内容によっては少し心細いわけで、ワンランク上のスイッチャーも必要にあることだろう。
クライアントと試行錯誤しながらも、実りの多いテスト配信だった。