月初のご挨拶 | ★★★★★のキモチ

月初のご挨拶

ファイブスターオンライン・エンターテイメントの冨永です。

いつも「モンスターヴェルト・オンライン」をプレイしていただき誠にありがとうございます。



さて、以前、ガンダムシリーズの総監督・富野由悠季氏と対談したときに、
「作る人(企画・開発者)、売る人(営業・運営)、楽しむ人(お客様・プレイヤー)は決して相容れない」
と仰っていました。

つまり、


・作る人は、売ることも楽しむこともできない

・売る人は、作ることも楽しむこともできない

・楽しむ人は、作ることも売ることもできない


という趣旨のご発言です。



確かに、それぞれ立場が異なり、環境や目的も違うため、同じ視点で考えて取り組むことは難しいのかも知れません。



私はこれまで、ゲームビジネスのほかに、映画やアニメビジネスにも少しだけ関わりましたが、やはり以前のようなユーザーの立場で純粋に楽しんだり批評することができなくなっていると感じています。



ゲームをプレイするときは、「このゲームの開発費はどれぐらいだろう?」、「この演出はどのような技術を使っているのだろう?」ということが気になったりします。

映画を観ても、「このシーンは脚本ではどのように書かれていたのだろう?」、「製作委員会に名を連ねているこの企業はどのように資金を回収するのだろう?」などと考えてしまいます。



どうしてもビジネスサイドの視点で捉えてしまうことが多くなります。



作る人、売る人、楽しむ人の三者の気持ちや目指す方向が一緒になれば、
きっとより楽しいものになるはずです。

そういう意味で、我々(=売る人)は遊んでくださっている皆様(=楽しむ人)のご意見を幅広くお聞きし、
そして中国・上海の開発スタッフ(=作る人)と一緒になって歩を進めていかなければなりません。



現在募集している「1日社員」は、このような趣旨により企画いたしました。

決して、単なる座談会や表面上のポーズでやるつもりはありません。

中国・上海の開発プロデューサーにも電話会議にて参加してもらう予定です。

「1日社員」のエントリーは明日(62日)の17時まで受け付けておりますので、ご興味のある方は是非ご応募ください。



ちなみに、これからもずっとプレイヤーの立場で純粋にゲームを楽しみたい方は、この業界に入らないことをお勧めします。

しかし、「楽しませたい!」と思う方にとってはチャレンジする価値のある業界です。





もう一つのトピックスです。

「モンスターヴェルト・オンライン」はお陰さまで正式サービス開始から2ヶ月が経ちました。

この2ヶ月の間、毎週の定期メンテナンス時に何らかのアップデートを行って参りました。

しかし、必ずしもご満足いただけるものばかりではなく、お叱りのメールをいただくことも多々ございます。

皆様にとって満足な対応ができていない点も多分にあり、数々の改善すべき課題を発見した2ヶ月でもありました。



肝心のゲームシステムにおいても、大きな改善を要する点が多々あることも分かっております。



この6月は、皆様に少しでもご満足いただけるよう、社内体制の見直し、ゲームシステムの大幅な改善に着手したいと考えております。

ゲームシステムの大幅な改善には時間がかかることが予想されますので、今月の定期メンテナンス時にはあまり多くのことができないかも知れません。

とは言え、ちょっとした改善、修正などは毎週行う予定です。それがファイブスターオンライン・エンターテイメントです。



では、今月もファイブスターオンライン・エンターテイメントと「モンスターヴェルト・オンライン」を宜しくお願いいたします。



長文にお付き合いいただきありがとうございました。