自由な生き方やフリーランスな立場で仕事をしている人も増えており、会社員は旧体質的な印象も受けますが・・・
会社員には大きなメリットがあります。
それはなんといっても社会保険の優遇措置と言えるでしょう。
社会保険とは医療保険・年金保険・介護保険・労災保険・雇用保険の5つ。これらがフリーランスの方よりも保障されています。
その中でも将来生活する上で大切となる年金保険について一つの考え方を概算ではありますが共有したいと思います。
会社員だと2号保険者となり、厚生年金となり国民年金(基礎年金)と厚生年金の2回建てとなります。将来(基本的に65歳~)2種類の収入源を確保できるということになります。
<国民年金>
1657円×被保険者期間の月数(上限480月:40年間勤労)
1カ月働くことで将来1657円もらえることになります。
1年間では1657円×12カ月=19884円
減少分も考慮し
1500円×12カ月=18000円(1年間)
<厚生年金:報酬比例部分。収入によって変わる>
平均標準報酬月額×5.481÷1000×被保険者期間の月数
報酬:ひとそれぞれ。20万円と仮定。
割合:減少分も考慮し5÷1000とし資産
・1カ月の厚生年金分
200000円×5÷1000×1カ月=1000円
・1年間の厚生年金分
200000円×5÷1000×12カ月=12000
月収20万円の場合1年間勤める事で国民年金と厚生年金と合わせて将来3万円もらえることが分かります。
10年で30万円、20年で60万円、30年で90万円、マックスの40年で120万円となります。
1年間働いて将来もらえる年金はたった3万円と思うかもしれませんが、自分で3万円の資産をつくるためには年利4%とした場合75万円を運用しなければなりません。利率3%としたら100万円運用しなければなりません。1年間で100万円を貯金・運用するのはどれだけ難しいか簡単に理解できると思います。
可視化できる部分はしっかり数字で理解してメリット・デメリットを把握。その上で次の選択・行動に繋げていきましょう。