Xdayからしばらく経ち、登場人物は一気に増える。

あやか→ひろがmixiて見つけた彼女候補。ひろとタメで高校も一緒だった。ひろに気があるけどひろはあまりしっくりきてないらしい。

あやの→私が紹介した。でもまだ高校生でひろと6歳離れてるから流石に厳しいらしい。でも顔も性格も良いので、ひろは気に入ってる。

さおり→私が紹介した、タメやけどあまり話題に上がらないところを見るとダメっぽい。

ここ数日で私の心にも変化がある。

もちろん彼氏が一番好きで、大切。
結婚も考えてる。

でもひろのことを好きな自分がいる。

ひろも「彼氏がいなかったらな。」「彼氏に何かされたら守ってあげる。」「この関係は奇跡やから大切にしよう」と友達以上には見てくれてるみたい。

私はひろには気がないふりをしてる。

ひろの最近の口癖は「女の子と最近ヤってないから仙人になってしまう。とりあえず、ヤって、もう一回落ち着いて0発進したい。」

そこで私がしたアドバイスはとりあえず、あやかちゃんと付き合ってヤってしまえっていうもの。

私とひろの関係は一線をこえないからもってる。

お互いに触れてしまえば関係が壊れると分かってるけど限界。

だからその提案をした。

ひろに彼女ができることでもう一回、一線を引き直そうと。

Xdayっていうのは勝手に名付けただけやけど。

その日は車でミニストップに行くとひろの車が。

「元カノが彼氏と上手くいってないらしい。今から彼氏とローソンで話して別れるらしい。」

どうせ別れないってバカにしてるけど期待で今にも笑ってしまいそうな顔してる。

「だから、私を1時間早く呼んだんですね?この後、元カノと会えることを期待してるから。私と待ち合わせの時間に元カノに呼ばれると厄介ですからね。」

ひろは黙って申し訳なさそうに、笑った。

少し腹が立った私は「見てきてあげます。」とひろを無視してローソンまで車を走らせた。

元カノの車の車種は、ひろに聞いてたからすぐに駐車場の元カノの車を見つけ、左側に自分の車を停めた。

中に彼女がおらず、何気なくとなりの車を見ると彼女の姿が。

どうやら彼氏の車で話ししてるみたいだが、どう見ても別れ話ではない。

運転席のホスト風の彼氏に楽しげに話しかける元カノ。

ひろが今どんな気持ちで待ってるかも知らずに。

そうこうしてる間に、彼氏の運転で消えて行った元カノ。

仲直りして、彼氏んちか。と思いつつ、元カノの残された車を見ながらひろにどう伝えるか考える。

ミニストップに戻るとひろが駆け寄ってきた。

私の顔を見て全てを悟り、困った顔で笑う。

ひろの車に乗り、沈黙が続く。

ふとひろの携帯がなる。

待ち望んだ元カノからの連絡。

「今日はひとりで考えてみます。」

それを見たひろは「嘘つくなや。彼氏と車ででていくの見たわ。」

温厚で優しいひろが感情を剥き出す。

これがXday。

この日を境に元カノから連絡がくることはなくなり、平凡な彼女探しの日々が続くはずだった。
mixiで女の子からのコメント
「今度集まろう」

彼氏「俺も集まる時期やと思ってた(笑)」

なにが(笑)や。

私はダメなのに彼氏は男だからOK。

そんな言い訳聞き飽きた。

大人ならスマートにかわすのだろうが、まだまだ子供の私には自分の知らない彼氏の一面が怖くて怖くて仕方なかった。

そんな時にmixiから届いた一通のメール。

「ソフトテニス、俺もしてたで。良かったら絡んで。」

これが私とひろとの出会い。

いつもなら当然のように、開いて無視だけどこの時の私は、彼氏に嫌気がさして冷静な判断ができなかった。

その日の内にひろと会い、お互いの話しをした。

お姉ちゃんの高校の同級生だったことも判明し、すぐに打ち解けた。

4つ上のひろは優しくて大人で相談にのってくれて、お兄ちゃんみたいな存在になった。

ひろは3年付き合った彼女を27歳の人に盗られて、ひどくショックを受けて私にメッセージを送ったらしい。

元カノはひろをキープにしようと狙ってくるし、それを分かってるのにひろは元カノに執着する。

私はひろのアドバイスで彼氏と仲直りできたし、お互いにいなくてはいけない存在になった。

だけどこんなことが彼氏にバレればいくら何もないと言っても、腕の1本は折られる。

ひろもそれを理解してくれて、私の彼氏との電話が終わるのを待っていてくれる。

いつも日付が変わるころに会い、夜のドライブに出かけた。

私もひろの傷を癒やそうとこれまでに5人くらい女の子を紹介したけどどれも上手く行かず、意外に面食いのひろはメールをすぐにブチってしまう。

本人は「ダメやった。」って笑うけど元カノがまだ好きみたい。

そしてXdayがきてしまった。