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古内敬章のBlog

群馬県内の理・美容室グループSUBARUで働く古内敬章のブログ

昨日受講した小山薫堂さんの講演を忘れないように。

 

小山さん、なんと実家は美容院をやられていたそうな(最近お母様が引退されてお店をたたまれたそうです)。

九州の天草で子供の頃からお母さんの仕事を見て育ったので美容師という仕事には縁が近いそう。

 

そして、大人になりお母さんの美容院がもっと繁盛して大きくなるのではないかと、2001年にテレビ番組「シザーズリーグ」を仕掛けました。

が、結果は東京のサロンが盛り上がり、地方の、しかも個人店のような小さいお店には何の影響も与えなかったという。その後番組の打ち切りまではご存知の方もいらっしゃるでしょう…。

 

しかし、美容師を題材にした番組を機会があればまた企画したいという。

なぜか。

 

人を幸せにして、感謝されてお金をいただける仕事・職業は美容師以外あまりない。

から。

 

きっと美容師をやっている本人以上にお客様や周りの人はその仕事をそんな風に見ています。素晴らしい仕事だと。

 

薫堂さんが経営されている下鴨茶寮で使用する器を手に入れるため、奈良の陶芸家辻村史朗さんの窯へ出かけた際、器を背負い、山を下っている際に転んで器をかばい骨折をしたそうです。

症状は全治一ヶ月。

この時薫堂さんは、「人間万事塞翁が馬」という言葉を思い浮かべ、入院一ヶ月を時間のプレゼントとポジティブに捉えたそうです。

そして入院生活を楽しんでやろうと思い、自身の病室を「惚節庵」と名付け見舞客にお茶を点てて振舞っていたところとても人気になったという。

つまり、企画とはどんな困難な場面に直面しても自分の知恵でそれを価値にすることだと言います。

 

仕事をやる際の3つの判断基準。

それは、

その仕事は新しいか?

その仕事は楽しいか?

その仕事は誰を幸せにするのか?

 

上記3つのうち、1つでも当てはまれば一生懸命取り組む。

 

また、企画力を磨くためのトレーニングとして、

1、勝手にテコ入れ

 

これは、自身が主催でなくてもイベントなどで自分だったらここをこうするなとか、こうすればもっと良くなるなという目線でモノゴトを見るということ。

 

実際に薫堂さんが日光金谷ホテルで仕事をするきっかけになったエピソードを話してくれました。

 

価値創造。

価値の根幹にあるもの。

それは「感情移入」だと言います。

例えば愛妻弁当。

愛妻が作ってくれた弁当だから美味しい、美味しいと思うわけで、他人の愛妻弁当は特別美味しそうには思えないのはそこに感情移入しているかどうかの違いだと。

バースデープレゼントで企画力を養う。サプライズの仕掛けなど。

 

2、サプライズ

薫堂さんの会社の副社長が服が好きで、いつもチャラい格好をしているという。

その服好きをバースデーのサプライズ企画に利用したというエピソード。

CHALIE VICE(チャーリーバイス)という偽ブランドの誕生。

それが、今や伊勢丹新宿メンズ館に実店舗を構えるという驚きの展開に。

 

共感を生むために視点を変えることで新たなブランドを誕生させることができた。

当初は実験的だったと言います。

河井寛次郎さんの葉っぱと虫の関係の話。

 

視点を変えたエピソードに、観光キャンペーンがあり、それがくまモンを生むきっかけになった熊本サプライズ企画。

熊本の良さを熊本に住む人が発見し、豊かになる。目の前の当たり前すぎる幸せを発見する。自然と県外に広がっていく。

発見というところからくまモンの表情は発見した時のビックリした表情になっている。

 

そして、今薫堂さんが新たに取り組んでいることに、

「湯道」というものがあるそうです。

つまりお風呂に入ることの道だそうです。

茶道で使う茶器は高価な物なのに、湯呑みは安価。

なぜか?

陶芸家に聞くと「そういうものだからです」という。

茶道の道具だから高くても売れるという。

 

実際にお寺に行き和尚さんに湯道を開きたいと相談し、湯道温心という理念が生まれる。

湯道によって、

感謝の心を育む。これは、飲める水を温めて体を浸かるのは贅沢なこと。こんなことができる国は世界中でも多くはない。

慮る力を磨く。これは次に入る人のことを気遣い、浴場ならば周りの入浴者に気を配る。そういった力を磨くこと。

そして日本の伝統工芸を応援する。お風呂道具ひとつでも日本の伝統で職人による手作業の道具がある。こういったものをもっと注目してもらい職人さんの仕事を増やすことで未来へ繋げる応援をしていく。

 

そんな湯道という新しいことへの挑戦について話してくれました。

 

美容室においてはもっと観光業の視点を持ってみたら面白いのではないか。

これは面白い試みだな〜と思うと同時に実は自分も地方ならではでイメージしてみたこともありました。なのでまず自らが高崎観光大使に応募し観光大使として情報収集し、発信するという。

 

以上、約1時間の講演のまとめでした。