「魔法少女リリカルなのは1st」です。「なのは」シリーズはかれこれ10年と続く長命なアニメで、こちらの映画はテレビ版第1期を映画化したものになっています。

 

見どころとしては、主人公なのはと、後に長い付き合いとなっていくフェイトの一対一、全力全開の勝負だと思います。実はあれ、DVD、BDではバックに説明がつく特別なバージョンが収録されており、二度も三度も美味しい作品に仕上がっています。

 

"母"のために奔走するフェイトも、今となれば本当に泣けますし、最後の別れのシーンは涙なしには見れません……。再会を約束して去っていくフェイトと、それを待つなのは。友達になった二人はやがてまた運命に巻き込まれていくのですが、それは此処では内緒にしておきます。ともかくなのはとフェイトのひたむきさに心打たれる映画だと思います。

ミュージカル映画を敬遠する人は少なくないかもしれない。私もかつてはミュージカル映画が苦手だった。しかし、友人に勧められて見た「サウンドオブミュージック」を見て、自分の固定観念を恥ずかしく思った。

 

この映画はストーリーの魅力はもちろん、歌の素晴らしさもこの上ない。おなじみの「ドレミの歌」もこの映画の中で聞くことができる。聞き慣れた歌も、豊かな自然の中で伸びやかな歌声で歌う主人公を見ていると、素敵に聞こえるから不思議だ。昔の映画ならではのノスタルジックな感じも、今時の映画と違って心が和む。登場人物はそれぞれ魅力的だが、何と言っても主人公のマリアが輝いている。

 

若さゆえのまっすぐな生き方、晴れやかな歌声、自分にないものに惹きつけられる。そして、お決まりのように、最後はハッピーエンドで見ている者を裏切らない。安心して見ていられる素敵な映画だ。

「シャイニング」を紹介です。冬の間、閉鎖しするホテルの管理をすることになった作家を目指しているジャックとその家族。

 

その息子ダニーには、不思議な力を持っています。大きなホテルには、家族3人だけ。雪が解け春が来るまで誰も来ない。そのホテルには悪霊が取り付いてました。少しづつ狂い始めるジャック。日を追うごとに狂気じみてくるジャック。異変に気付く不思議な力を持ったダニー。完全にホテルに取りついた悪霊に支配されてしまったジャックは、とうとう家族を殺そうと襲い始める。ラストは如何に。

 

巨匠キューブリックのホラー作品です。原作は、モダンホラーの巨星S・キング。映画としては、キューブリックがつく多だけあって傑作です。だが、原作を読んでいるキングのファンから見ると「???」原作とラストが違いすぎる、シャイニングじゃない。原作はもっと怖い。あのシーンが何で入ってないんだと思ってしまいます。

 

実際、キング自身もあまりにもかけ離れてるので認められず、後に自信で監督してテレビドラマとして放映されました。キングファンはそちらの方が楽しめるかな。とは言っても、キューブリックです。別物として、キューブリックのシャイニングと見ればやはり傑作です。ジャックを演じたジャック・ニコルソンが、まさにはまり役。

 

狂う前から、そんな表情をしているところが、ちょっとアレですが、「最初から狂ってるじゃん」と突っ込みを入れたくなる。現在では移動撮影などにステデイカムを当たり前に使っていますが、(カメラマンが移動しながら撮影するときに使うカメラ)それを初めて使った作品です。当時出始めたばかりのカメラを使い映像に迫力を出さすなんて流石キューブリックですね。