百戦錬磨の大将軍 -15ページ目

 

 

ひとり、またひとりとおれの元から去っていく

 

常人には耐え難い程何かを持ってしまったか

常人には耐え難い程何かが欠落しているか

 

そのどちらか両方か

 

おれには分からないけれど

 

きっと失った哀しみすらすぐ忘れてしまうんだ

 

 

 

 

めっきり本など読まなくなった

意識もなければ意欲もなく

過ぎ去る日々に置いて行かれる毎日の中で

偶然手に取った一冊がある

 

近頃の私は体に絵を描くのに凝っているのだが

そちらではなく体自体で表現する女が主人公の本

 

支離滅裂のようで整然とした羅列に魅了され読了した。

 

読後感は何もないけど焦燥感はあった

 

そこにいるけどいない男

 

きっとこれを読み返す度いやでもちらつくのだろう顔を思い浮かべた

 

 

何のために現れた?

ほんの興味本位か

大迷惑だよ

 

 

もう誰かに入れ込んだりしないよ

いついなくなっても傷つかないように

 

 

何もない部屋で

 

惨めなもんよ