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新卒1年目の私が、浮気性で倫理観皆無な私から、
一人の人を愛すことができるよう、
これまでの経験を言語化して、私を再認識し、
思い出としてサヨナラできるように始めたブログ
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K市の市立高校、K高校に入学した。
1学年9クラス。私は普通科ではなかったため、
1年I(アイ)組。なんならその学科が1クラスにまとめられてるから、
3年間クラス同じ。40人。
K高校は市立ということやK市の端ということもあり、
地元の子の進学が多く、他県から引っ越してきたという子が学年でも私ともうひとりしかいなかった。
みんな優しくて、いい人が多かったけど、最初のいじめにあった。
きっかけは「方言」だ。
ちょうど、その頃方言女子が流行っていて、
でも私にとっては、標準語なわけで。
でも一つまずかったのが、両親がK市出身だったから、
地元とK市の方言が混ざっていて、知ったかぶりみたいになっていたこと。
「〇〇ちゃん(私)って、男に色目使おうとしとるよね」
「可愛いと思われたいんじゃない?」
そんなつもり一切ない。笑けてくる。
もう草をはやしてもいいくらい、今ではくだらないなと思う。
『あんたらもK弁話とるがなw』って、心では思ってた笑
4月にお弁当を一人で食べ、体育のチーム分けもひとり残るって、
そんなことありますか?
新しい生活が始まった中で、みんなも省かれたくなくて、誰も声はかけてくれなかった。
でも私は、消しゴムを誰かが落とした時、困ってそうな時に、
悪口を言ってくる人たちにも誰にでも、手を差し伸べることをやめなかった。
そこからは、みんなも私を知ってくれて、だんだん受け入れてくれて、
いつからかクラスでみんなから声をかけてもらえるような存在になってた。
4月から5月、K市に来て自分についてわかったのが、
私は「根は明るくて、人が大好きで、あなたについて知りたくて、
誰かの力になることができる事が生きがい」ってこと。
心のどこかで腐っていた自分を置いてきたから、
見返りを求めない自分に、クラスの子も信頼してくれて。嬉しかった。
スイミーって、赤いたくさんの兄弟たちの中で一匹だけ黒い魚で、
でも兄弟たちが大きなマグロに食べられてしまって、生き残ったのはスイミーだけで。
大きな悲しみの中、新しく出会った魚の群れと一緒にマグロに立ち向かって、成長していく物語。
私自身の悲しみをしっかり受け入れて、心おだやかに相手と関わっていたら、
助けてくれる人がいるって気がついた。
そんな中で、出会った友達が、のちに親友になり、
友情も恋愛も、一緒に乗り越えて、かき乱されていくことになる。