このブログを読んでくださっているあなたが何歳か、に関係なく「してはいけないマイホームづくり(新築、購入、リフォーム、住み替えなど)」というものが確かにあります。
例えば、私が不動産の購入の相談を受けた場合、その方の「資金力」を心配します。
それはとても大切なことで、その方の将来にとってよりベターな選択なのかを考える際、やはり「お金」が重要なことと考えているからです。
ですから、「今のあなたを基準に将来の家計を見ておきませんか?」とアドバイスをさせていただくことも多くなります。
私がFP不動産コーディネーターとしてプロを名乗っている以上、一言は必ずお話をするわけですね。
でも、私はあなたではありません。
真っ赤な赤の他人です。
ファイナンシャルプランナーの方で、「将来のことを考えると保証ができないから、この選択は間違いです!」と言う話をすることがあります。
選択の良し悪しを自分なりに判断して伝えることは仕事ですので悪いことではないでしょう。
そこではありません。
「保証できない」と言う言葉は、都合の良いものだということです。
誰もあなた自身の将来の暮らしを、元から保証できません。
ソフトを使って現在から将来を計算する、現在普通の人でも簡単にできることで、赤の他人が保証なんてありえない話です。
自分自身の立ち位置、ポジショニングで、周りにあるものが違って見える経験を、あなたもしたことがあるでしょう。
住まいの場所選びに、この感覚を忘れないで欲しいと思います。
どういうことかと言えば、「100%良い場所は無いし、かと言って100%悪い場所も無い」です。
住まいの場所選びで、とても苦労をしている人に共通しているのは、柔軟性の不足、ではないでしょうか。
ですから、先ほどの現在から見た将来の家計のシュミレーションを、そのまま受けてしまうと判断を誤ります。
まず何が優先課題なのか、を一緒に考える基準として私は家計のシュミレーションを利用するだけです。
そう、大切なことは、あなたが目指す目標とかゴールを意識して、マイホームづくりの計画を立てることです。
ソフトが割り出した数字も、視点を変えると、「今の仕事」や「暮らし」を目標に向けて舵を取るきっかけになるでしょう。
こう考えることができると、あなた自身の選択をあなた自身が保証する、と言う本来のマイホームづくりになると私は思っています。
このことは、「家」そのものを選ぶ際にも当てはまります。
最近、日本の家づくりが「奇妙な数字」で混乱してるのでは?と危惧する機会が増えました。
確かに「完璧」を求めることは、製品やサービスを提供する側にも大切なことだと思います。
ですが、知らない間に「なぜマイホームが必要なのか」と言う一番大切な問いから離れている人が多くいるのですね。
本来、住まいを持つということは、自分自身の生活が楽しく、豊かな気持ちなる場所を造ると言うこと。
楽しさを忘れた選択は、結局心身が疲れるばかりで、良い結果を生まないような気がしてなりません。
その舵取りの役目が私だと思います。
その仕事ぶりに「お金を支払いたくない」と思われる方には請求書を送らない、と言うことだけしか保証はできません。
ぜひ、視点を変えてワクワクするようなマイホームづくりを始めてください!
そして胸を張って、「自分自身の選択が間違いがない」と言う保証を自分自身で発行してください。
私へのご相談を心よりお待ちしています。
‟いつまでも好きな町で暮らし続けるために”
暮らしと住まいのあんしん設計相談所