息を止めると心があったよ
そこを開くと君がいたんだよ
左心房に君がいるなら問題はない
ない。ないよね?
痛い。
痛い。
君がいないのが。
逃れられない寂しさと、何もできなかった悔しさと、ここに君がいない悲しさが混じって、苦しい。
どうして今君はいないの?
どうして私は一人なの?
あたしにとってあの人はカミサマだった。
あたしにとってあの人は世界だった。
あたしにとってあの人はすべてだった。
どこにもいない。
心に君はいるの?
あたしのそばにいてくれるの?
見守ってくれているの?
ならどうして、あたしは君に会えないの?
