幸子です。

5歳娘と2歳息子のことや
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乙女のトキメキ乙女のトキメキ乙女のトキメキ





そのときの私は余裕がなかった。


昨日の午前中、
お庭遊びをしはじめたときのこと。



星



娘と息子とお庭に出て

ばぁばから少し前にプレゼントで届いた、
ドラえもんの紙ヒコーキ2つを
開封したところだったの。



100均で買ったおもちゃなのかな?
(他のいくつかのプレゼントと
一緒に送ってくれた)



これを2つ。




少し前に送ってもらい頂いたんだけど

休園のときの
新鮮アイテムとして貴重なので
少し取っておいてたもの。



いつ出そうかなと思ってきたけど

きのう、お天気よかったし

出すのにちょうどいいかな

出したら喜ぶかな

喜んで遊ぶかな?

と思って

ついに(ちょっと大げさだけど)
昨日2人の前に出したのです。



星



そしたら、
娘は開封前がワクワクのピークだった。

(息子は飛行機の登場に嬉しそうな顔ブルー音符



なんか
開けて、私が組み立ててあげて

息子もいたので飛ばし方を見せるために
私が飛ばしてみたりしたんだけど

積極的に
飛ばそうとする弟を尻目に

喜ぶどころか
やってみようとするでもなく

触りもしないの。



で、たしか
数十秒ぐらいたった頃には

「自転車の練習したい」

と言い出した気がする。



まさに「見向きもしない」態度。



息子の相手をして
飛行機を飛ばしながら

たしか私「え〜やろうよ〜」とか
言ってたかな。

でも全〜然。



ばぁばから娘と息子のために届いた
その紙飛行機は

2袋とも開けたところ
それぞれ赤と水色が入っていて

なんとなく私が開けたときのノリで
娘が水色、赤が息子と割り当てたのだけど

なんせ娘はそんな風なので

「どちらの色がいい」とか

「赤を持たせれば興味を持ちそう」
とかでは全くなくて

息子が喜んで赤を飛ばそうと
がんばってるところだった。

なので仕方なく私が水色を
飛ばして見せたりしていた。



で、そんなとき

娘の口から出たのは。



空のパッケージを片手に


「え、紙飛行機、これだけしかないの?」


「2つしかないの?」


「オレンジは?ないの?」


というような言葉だった。

(パッケージに6種類の
飛行機の絵が載ってるのを見て)



私、息子と紙飛行機を飛ばしながらだし
しかも娘の態度を見て
こちらもテンション上がらないのもあって
適当に相槌打ってたら

2度か3度か、
オレンジのはないのかと
聞いてきた。



なんとなく

私の主観のせいかな。

退屈そうな言い方に聞こえた。



そのときの私は余裕がなかったと言える。



なんか気持ち的におおらかでは
ないときだった。

体が重めの日だった。



お天気がすごくいい&
きのう雨で子どもが外に出ていないので

外に行きたいと言われて

「まぁ行ったほうがいいよね」

みたいな気持ちで重い腰をあげて
なんとか3人出てきたけど

私自身は外遊びに全然
乗り気でないテンションだったんだよね。



日焼け止めを顔に塗るのも面倒くさいけど
顔がやけるのは嫌なので
サンバイザーをして出たけど

首に照射される太陽光がもう

あぁ焼けるな〜って感じで
そういうプチストレスも
あったのかもしれない



あとはやっぱり

「せっかくの新しいおもちゃで
せっかく(夫の)お母さんが買ってくれた
もので、それをようやく出したのに」

って気持ちがあったのかな。



そして1番の原因なのか分からないけど
昨日から生理がきてる。

その庭遊びのタイミングは
ちょうど生理が来る直前だった。



で、

娘の「組み立てて(あげて)も
見向きもしない態度」からの


「え、紙飛行機、これだけしかないの?」

「2つしかないの?」

「オレンジは?ないの?」



・・・。



そのときの私には
退屈そうに聞こえたし


喜びとか感謝とかは
まったくない言い方に聞こえた。



そこで私、軽くプツンとしたんだよね。



怒鳴った・・ほどではないけど
庭で娘にけっこうキレた。



「2つ『しか』じゃなくて
2つ『も』ある!だよ!」


「なんなの!?もっとほしいってこと?」


「2つじゃ嬉しくないってこと?
全部ないと足りないって言いたいわけ?」



と、言葉を投げつけたの。



でね、
はっきりと覚えてるわけじゃないんだけど
たしか娘、
私の怒りながらのこの問いに

臆するでもなく
悪びれるでもなく

「うん」

と答えたんだよね。



たしか、

「じゃあ、この2ついらないわけ?えー

と聞いたら

「いらない」

とも言った。

えー・・・はっきり・・。



今思うと、そしてこれまでも
よく思ってきたのだけど

娘がここで、臆して私の顔色見て
答えを変えるような子じゃなくて

私は救われてると思う。

もうちょっと心が大人になって
気遣いもし始める近い将来
そうなる可能性も大だけど

少なくとも娘がそういう
「気遣いまくり&自分抑えまくり
&しかもそれをなんともないように
見せるのがめちゃ上手い」子
じゃないおかげで

私は毒親になる機会を
まだ抑えてもらっていると思うから。



まぁとにかく
そのとき娘はたしか、「うん」と答えた。



余裕なく怒りながらそんな質問してる
私だから、その答え聞いてさらに

キーッムキーってなるよね。苦笑



なんて傲慢なんだ


送ってくれた人への
感謝の気持ちもまるでないなんてひどい


物を大切にしない子なわけ?


みたいな思考が
頭をかけめぐったよね。

(物を大切にしない、については、
このときだけでなく前々から
私の価値観からするとおもちゃの扱いがけっこう雑に
思えることがあって、気にしていたのが
このとき出たっていうのはある。片付けずに
床に放置、とか、なくしてもあまり気にしないとか)



で、



「なんてワガママなの!?」

みたいな言葉を、娘に言った。



もういいって思った。



娘はそれを聞いても
そんなに堪(こた)えてなさそうだったし

たぶん実際・・

これは私がこれまで毎日娘と関わって
観察してきて言えるのだけど

娘って実際それで

「ひぃぃガーンお母さんから
ワガママと言われた・・!
私・・私・・(胸えぐられまくり)」

って傷つくタイプといえば
そうでないことが多い。

(もちろん傷つくこともあるだろうし
逆に私が気にせず言った言葉で
ものすごく傷つくこともあるだろうから
「何言っても大丈夫」と思ってるわけでは
決してない)



言われた娘、
ひょうひょうとしていた。


むしろ
聞こえてもいなかったのかもしれない。



私もキーっとなったとはいえ、

別にそれで手を出したくなるほどの
怒りというわけでもないし

娘がそんな感じで
言っても手応えなかったし

もう、どうやっても
紙飛行機で楽しく遊ぶ時間は
実現しそうになかったし

娘が何度も強く

「自転車の練習行きたい!」

と私と息子を呼ぶので


諦めて自転車の練習に
付き合うことにしました。

(娘の自転車練習は、
本人練習といってるけど、もうとっくに
補助輪なしでうまく乗れていて、
人通りのかなり少ない
自宅前の細い道を走るっていう時間のこと。

なので
お庭での息子の紙飛行機遊びとは
同時に見られないから
かわいそうだけど息子の飛行機タイムは
おしまいにしました)



星



だからその飛行機についての
娘とのやりとりは
それだけで終わりだったんだけど

「なんてワガママなの?」

って言った私自身、

言いながら

そして言った直後も

「あぁ、今私、余裕ないなぁ
(だから言っちゃったわ)」

みたいな気持ちなんだよね。



娘がそれで
ひどく傷ついた様子がなかったから
その部分は救われてるけど

言っちゃダメなタイプの言葉だったことは
怒りの最中でも
うっすら感じてはいる。

「うっすら」なのが感情に
支配されてる証拠だけど。



で、数秒して

以前、中学生のアンケートで
なんと大多数が
「自分は(親に)ワガママである」
と内心思っているという結果が出た、
ってことを思い出して

「ちゃんと自分の気持ちを表せる」
「欲しいものを、欲しいと言う」

とかを

「親に悪い、自分はワガママだ」

と思ってしまってる子が多いとしたら

それはあんまりよくないよねと
思ってきた自分を思い出す。

中学生って親の気持ちとか
そういうの分かってきて、
なおかつ自信持ってバランスを
取りにくい不安定な時期だから

自分はワガママって答えた中学生の
ほとんどは、別に本当の「ワガママ」
なんかじゃないんじゃないかと
思ってるんだよね。

だから、子どもに「自分はワガママだ」
と思わせるような接し方は
したくないと本当は思っている私なのに

私が娘に向かって直接
レッテルな言葉を伝えちゃってるよ。。

よろしくない。



ここまでを、娘に
「なんてワガママなの!」って言った

直後から数分の間に考えた。



星



でね


そのあと娘の自転車につきあって
息子と私が歩いてついていき
ひと気のない近所をお散歩して

気持ちが少し穏やかになって
(思えば日差しも強くなくなってたかな)


そこまでクールダウンしたころに

私の心がふわっと分析を始める。



さっきのあの、

余裕がなく、高ぶった感情のままに
決めつけワード・否定ワードを
言ってしまうやつ・・
(今回の私は両方。)



よくないな。
もちろんよくない。

それはたしかだわ。



でもママなら誰でもあるよな。



普通に小さい子どもの
衣食寝トイレを毎日お世話しながら
暮らしてるママで
そうなったことない人なんていないでしょ。



つまり一度あぁいうことがあったからって
それをしてしまったからって

=ダメな親、毒親ではない。


実際、今回の例でいうと
たぶん娘はあれだけで
あとから私を恨むことになる程は
傷ついてないと思う。
(母としての見立て。
だから問題ないと言いたいわけではない)



でも

母親に余裕がなくなるほど

つまり余裕ない生活になればなるほど

あるいは生活に余裕があっても
人間のキャパに余裕がなければ
(悪口でない。生まれ持った個性)

子どもにそういう言葉や態度を
投げつけてしまう頻度は高く、
日常化していく。



子どもに対する
決めつけが、否定が、日常化していく。



そうやってそれが
「日常」「普通」になってしまうと、

●本当に子どもが傷ついたとき

●そのときばかりは子どもが
どうしても
親に主張を分かってもらいたいとき

に、

日常的に、当然のように、
いつものように、普通に

それを
否定してしまったり
決めつけてしまう



取り返しのつかないことをしてしまう

あげくそれに気づかない、気づけない



そんな親になってしまうのは
ダメダメダメ・・



せめて私は

やってしまっても
その都度

「あ、言っちゃったわ」

「あまりよろしくない言葉を
投げつけてしまったわ」

とその場で気づけて

クールダウンしたら
反省できるだけの余裕を持っていたい
と思った。



その時は抑えきれず出てしまった
自分の言葉の刃が

娘か息子をぐさりと傷つけたなら

本人の様子を見て

あるいは自分の発言を省みて

「傷つけたかも・・??」

と少しは気づけるような
心の持ち方を
日常的にしていたいと思った。



ここまでを、自宅の庭に
戻ってきたあたりで、思った。



星



子育てが楽しくなること

子どもにとって1番大事な、
母親が笑っていること

の1番の敵が

「心身に余裕がないこと」

なのは前から
ことあるごとに思ったり
実感したりしてきたんだけど



最近さらに

「毒親=余裕がない母親」の図式は
たしかにあると思うけど

「ときどき余裕がなくなって
さっきの私のような
言葉を投げつけてしまうことがある」

=毒親決定ガーン

みたいな思いが心の底に出てきてた。



でもやっぱり、

一度余裕なくなったからって
子どもにとっての毒親決定ではない

むしろどんなママでも
そうなることは、ある。



ちなみに私は「毒親になりたくない」というより
「娘を、私が過去にそういう目にあったように
傷つけたくない」という気持ちが大きいです



大事なのは

それを日常化しないこと。

つまりは「しないように心がけること」
ではなく

自分の体と心に
なるべく余裕を作ることをがんばること!

余裕ないまま「また怒っちゃった」
って反省しても
どうせまた繰り返しちゃうし
それで自分を責めちゃうし。

元々余裕あるときは笑顔でいられる人なら
そうなっちゃうのは
自分の性格のせいじゃなくて
余裕のないせいだから。

なのにまたやっちゃったって
自分を責めるのを繰り返すなんて
それってそもそも
自分にかわいそうなことしてる。



星



でも「いや簡単に言わないでよ。
余裕なんてできないよ」って人も
いるだろうなって考える。



「子どものためのお金(仕事)のため」

「自分の性格的に」

「子どもはたくさんほしかったから
生んだけど、そうなると物理的に
忙しくなるのは必至だし休めない。
でも子どもの数は後悔してない」

まぁいろんなママがいるんだろうな。



でも、それはもう、
その人の自由だなと思う。



余裕
=母親の笑顔
=子どもが1番必要なもの

だとしても

それより大事なものがある人は

もう堂々とそうしたらいいと思う。



自分はそれよりも大事なことがある!

多少子どもに恨まれるかもしれないし
全然傷つけないでうまくいくかもしれないし
将来、縁を切られるかもしれなくても
(これは私が自分の母親に対してしたこと)

自分の気持ちが欲してないのに
むりやり子どものために
「余裕を作る」ことをがんばるよりは

色々と今のままでいたい!

って、思うなら

本当に堂々とそうしたらいいと思う。

その代わりそうするなら
その決断に
もう覚悟と自信を持ってしまって

つどつど罪悪感を持って
自分を責めなくていいんだ。



優先順位は1番にはできないけど

だからって子どもを愛してないはずがない

子どものためを思ってないわけではない
(子どもは一方的に
そう感じるかもしれないけど)

ひどい母親でも
ひどい人間でもないよ

何を大事にするかはその人次第。

「私なりに、愛す」

それでいいじゃない。



ここまでを、
子どもと家に帰ってきて
手洗いさせたりバタバタ玄関まわりを
うろついているときに

ぼんやり考えた。



・・・全部私の頭のなかで
自動再生された考え方なだけで、

誰にレクチャーするでも
押し付けるでもない。
(結局こうしてブログにはかいたけど)

そのくせに、勝手に
自分以外の母親のことを考えた。笑

余裕作りたい私が
それを満足にできてなくて
怒ったばかりなのに、
そんなことまで勝手に考えた。



まずは自分のことだけ
考えなさいと。笑



星



で、そのまま家で過ごし、

ようやく気持ちも体も
少し安全な場所に置き
落ち着いた頃かな。



ふと気づいたわけです。



あぁ

娘は、昔から
「色」や「おしゃれな柄」に興味が
ある子なんだった。



そっか

娘は、さっき紙飛行機自体には
開けてみて
そんなに興味を持てなかったけど

パッケージを見て
オレンジがきれいだな
これなら欲しいかも

と思って

それを私に聞いたのか。






それでか。



たとえプレゼントされたものだろうが

開けてみてもし

そのおもちゃが好みでない、
興味が持てないっていうのは

全然罪じゃない。

(私もそれだけだったら
残念ではあるけど怒ることもなかった)



で、まだ5歳の娘は
その場にもいないばぁばへの感謝の
態度を表すよりも

自分の興味を、
たださらりと素直に口にした



2つだけなの?

オレンジは、ないの?

ねぇ、オレンジは?



たったそれだけのことだった。



なのに私は

生理前のイライラも手伝って

「この子は(もらったものなのに
少しも喜びもしない。イコール)
感謝ができない子?」

「2つももらったのに
全種類揃わないと満足しないと言う
ワガママな子?」

という

ありもしない勝手な事実を作って

勝手にその妄想に不安になって

その不安を勝手に
怒りと決めつけの言葉にして

大事な娘に投げつけた。



これは100パー私が悪いな。





長くてアップできなくなったので