体の不調は相変わらずであったが、「自分の身体はこんなもんなんだ」といい聞かせながら時日は流れた。

ある時、紹介状の事を思い出したがもう何年も経っているし紹介状も無効だろうなと思い、何処かにしまっておいた紹介状の封を開けた。


そこには「多発性骨髄腫の疑い」「ベンスジョーンズ」などと書かれていたと思う。


一応調べてはみたけれども「ふーんそうなのか」くらいにしか思っていなかった。


「疑い」だし、そんな大層な事でもないだろうと呑気にまた数年が過ぎていった。