すっかり再開する機会を逃し・・・
早くもストラスブールに到着して半月が経ちました。
ドーハ乗り継ぎの長旅のおかげか、緊張のせいか、
時差ボケはほとんど感じず、
二度目の留学なので、大きなカルチャーショックもなく
平穏に日々が過ぎています。ウォッシュレットが懐かしいくらい。
逆に、最初の留学の時のような緊張感とか、目に見えるもの全てが新しくて
好奇心の塊だった頃がちょっと懐かしかったり。
語学学校は入学する際にクラス分けテストがあり、
前日になり、ようやく、一年ぶりに、
テキストを開きました。
1年前、仏検1級を取ったら会社を辞めてフランスに行こうと思っていたのです。
仕事以外に、何か目標を持って、それにすがりたかったんだと思います。
テキストを揃え、通勤や昼食の時間に狂ったようにフランス語を勉強していました。
朝7時とかに会社に行き、23時くらいに会社を出ることが珍しくなく、
十分でカレーを流し込んでいた時でした。
決して業務量が膨大だったわけではないのですが。
あらゆるストレスが当時の私には大きすぎました。
RFIを聞きながら、ただ味がしないご飯を口をあけて流し込んでいました。
狂ったようにフランス語を始めて数週間後、
いよいよおかしくなって会社を休むことになったのでした。
接続法とかジェロンディフとか。1年振りです。
テストは見せられる写真について説明、過去と未来を想像して書くなど自由度の高いもので
けっこう拍子抜けしました。
一夜漬けが何とか効き、C1(対策)クラスに振り分けられました。
5年前にDELF B2を取っており、今回はとりあえずC1取得を目標としてきたので
ほっとしました。
授業は必修と選択に分かれていて、
必修はFLE週9時間、文化の授業が1時間
選択はバラエティに富む13の授業の中から7つ選びます。
例えばドイツ語入門、医学、政治、フランス革命史、映画撮影・・・
どの授業も最終的な目標は語学習得にあるので、
先生の話し方や使う言葉も理解しやすく、
また難しくても、同じように学んでいるインターナショナルな生徒から
「その単語はどういう意味?」「今の話は分かりません」とツッコミが入ります。
やりやすい良い雰囲気です。
FLEの授業でも、一週目は慣れない課題量にパニックでしたが
だんだん肩の力が抜けてきました。
先日、ベッドに横になりながら
穏やかに「幸せだな」と思いました。
この一年、正直記憶がないのですが、
起きたことが例え社会では些少なことだったとしても
私の身体にあった変化はきっと辛いものだったと思います。
他人事のような書き方になってしまうのは、
しばらくの間心と身体がバラバラになっていたからだと思います。
挫けて、折れて、もう立ち上がれないと思うような初めての挫折でした。
そんなこともあったなと、パナシェ片手にストラスブールの町を眺めています。
ストラスブールは秋です。