ATMを操作しながら、
何度もに
「大丈夫?」と聞く義母。
おどおどしているような
挙動不審な姿は、
「やっぱりまた
息子を騙す気だったのでは?」と
思わせましたが、
逆に、こちらが
振り込み詐欺的なことを
しているような気にもなりました。
の涙や
塞ぎ込んだ姿が蘇り、
変な情けは必要ないと
思えました。
義母は、
「あら、入れるカード間違えてたわ」
と、操作を間違えたりしていました。
なかなかスムーズにいかず、
わざとかな?
逆に大丈夫?
と思いつつ
見守りました。
正直、
まだ何か言って
約束を破るのかも?
と、ドキドキしていました。
何度か義母がこちらを見ているのがわかり、
ダッシュとかするのかな?
と思いました。
まるで万引きGメン。
目付きや挙動が怪しく見えて、
【その瞬間】を逃すまい!
みたいな気持ちでした。(笑)
やっと、
無事の通帳に
お祝いを入れていただけました。
の通帳を覗き込む義母に、
はチラッと見せて
「入ってます。
ありがとうございます。」
と。
義母は、
の通帳に手を伸ばそうとして、
また私を見ました。
どう考えたって、
人の通帳を
許可なく見るなんて
おかしなことだと思うのです。
お祝いはいただいたけど、
預金額など
知られる必要がありません。
私もお礼を言って、
銀行をあとにしました。
当然、銀行に
義父や夫の姿は
ありません。
何がしたかったのかな?
なんで嘘ついたのかな?
孫の気持ちを引き寄せたかった?
威張りたかった?
考えても、
義母がどうしたいのかは
全くわかりません。