得意な教科は、何も考えなくても
学習を進められるのに、
苦手な教科は、
何をすれば良いかわからない
という子は多いと思います。
テキストを開く
プリントに取り組む
ワーク
問題に当たる
・
・
・
定期テストのときは
範囲が決まっているので
苦手な教科の中でも
苦手な単元や分野だったりします。
余計にやりたくなくなります。
スモールステップで
進むことをお勧めします。
なぜか苦手な教科も
100点や90点を
目指している子が多い気がします。
40点から100点を目指すのは
自分を駆り立てるのも
とっても大変だと思います。
私は、点数を目標にしないことが
気持ちも楽に臨める気がします。
ただでさえ点数や平均点、順位は
変動するものなので
あまり執着しなくて良いと思っています。
では、苦手な教科は
取り組んだ自分...○
1問でもわかった...○
①単元できた...○
1ページした...○
先生に質問した...○
わからないことを見つけた...○
また間違えた...○
と、苦手分野に取り組む自分を
しっかり誉めて認めてあげて欲しいです。
大事なのは、
「間違えた」とか「わからない」です。
何がわからないかわかった時点で、
苦手が好転していく兆しです。
教科書を開いただけでOKですし、
一問取り組んだだけで、
なんなら途中放棄したとしても
○です。
保護者としては、
「教科は数学したの!?」
「え?1ページもしてないじゃないっ!?」
「教科書開いただけ?」
なんてなっちゃうかもしれませんが、
「教科書見た?」
「なんて書いてあった?」
「すごい!覚えてる!」
「それは、どういう意味なの?」
と、一つ一つの小さな学びを
着実なものにするお手伝いができたら、
断然お子さまの学習意欲も
学力も成績も親子の信頼関係も
上がると思います

「わからない」というお子さまに
答えを教えてあげても良いし、
「わかったらまた教えて?」と
投げ掛けても良いです。
この小さな会話を積み重ねると
プリントを何百枚見てあげるより
効果的だと思います。
得意な科目、お子様が自信を持っているものは
いくらでも結果を見て誉めたら良いと思います。
苦手分野は、ぜひ、小さなプロセスを
見てあげて欲しいと思います。
幼児期の「完食できたね」
「おかわりするの、すごい!」と共に
「え、ピーマン食べられたの?」と
2ミリのピーマン欠片に拍手したことや
2ミリのピーマンで胸を張った姿を、
中学生になっても、
ちょっと思い出してみてください

中1男子のお弁当、
少なくても多くても文句言うけど、
作っただけで「ありがとう」も
言ってくれます。
自分で作れる子は、
作る楽しさと同時にめんどくささも
知っています。
たかが卵焼きされど卵焼き
と知っている料理男子の「ありがとう」は
私の「2ミリのピーマン」です