二人目が産まれて、
1歳とか2歳のお子さまが
ベビーを叩く姿を見たり
悩むママのお話を聞いたりします。
おもちゃやテーブル、食べ物、
動物とか...まぁとにかく「叩く」と。
ちびっこの身体的な機能として、
まだ手をスライドさせるより
上下に動かす方が容易いだけ
です。
「私は、叩いたりしてないのに
どこで覚えてきたのか...」なんてママも
いらっしゃいますが、
ベビーが嬉しくても不機嫌でも
足や手をただバタバタしているあの動きです。
そっと何かに触れて、左右にスライドなんて、
難しいんです。
ただ、大人がそれを「叩く」と
認識してしまうくらい成長した
月齢のお子さまには、
「よしよし」ってこうだよと
見せたり手をとったりして
教えてあげたら良いと思います。
自分で立って歩こうとするベビーに
手を貸してあげたように、
「叩く」ように見えるお子さまにも
手を貸してあげてほしいと思います。
「あ!痛いよ!ほらっ!」と、
自分も叩かれて痛みを知る方法で
導こうとされる方もいますが、
「悪い子は叩いて良い」と
植え付けてしまい、
残念ながら「叩く子」に育ててしまうことが
多いかもしれません。
幼児期は、基本的には
良い例を提示する方法が
良いと思います。
コップを置くときに
わざと強くテーブルに叩きつけるなんて、
大人が感情をコントロールできなくて
物に当たるのとは訳が違います。
「そーっと、よ?」
「そーっと、優しく」と
何度でもやらせてあげたら良いと思います。
は、お兄ちゃんであることが
本人も喜びだったのでしょうし、
に悪気がないことも
が可愛い妹であることもわかってたと
思います。
そして、
発達障害、自閉症スペクトラム児には
こういう犠牲的な優しさを持つ子が
いるのも事実です。
当時、私はの発達障害に気づいていません。
私は、に「痛~いよ?」と手をとり
の額をヨシヨシしながら、
私自身もを抱き締めて
「痛かったねぇ」って言いながら、
幸せに浸ったのを覚えています。
今も、は優しいです。