ぶつかりおじさん
昔からいる気がします。
増えていると思います。
SNS等によって
目にする機会が増えたのかもしれないですが、
実際に
「ぶつかりおじさん的傾向」を持つ人が
増えているのかもしれないと感じます。
ちなみに、事件化しているものに関しては
どっちもどっちってことも
あるとは思います。
ここでは、ただ「ぶつかりおじさん」の
パーソナリティーについて
考えたいと思います。
ここで「ぶつかりおじさん」とは、
男性であるとかではなく、
わざと人に嫌がらせをする
40代以上の人だとしてみます。
エリクソンの発達課題で考えると、
壮年期と言われ、
世代性として次世代を育てる年齢です。
が、私の周りにも、
ここに至っていない人が多い気がします。
そこには、成人期と言われる30代までに
親密性を適切に構築できなかった
背景があるかもしれません。
そして、その前に、
成人期を迎える前の青年期に、
アイデンティティーの確立が
できていないのかもしれません。
もしかすると、もっと前の幼年期から
ひとつひとつが
培われなかったのかもしれません。
そういった歪みは
ひとつのきっかけで起こることもありますが、
マイナスの積み重ねが
いつしか取り返しのつかない事態に
なっているのかもしれないと思います。
私にできることは、
子どもを育てる
特に我が子を育てる
ことだけです。
そして、お母さんたちにお話をする機会をいただけたら
お話をするとか相談に乗るだけです。
お母さんたちの勉強の場は少なく、
エリクソンなんて、「誰?」みたいな方も
いらっしゃると思います。
現在も、高校のカリキュラムのひとつであり、
ここまでは義務教育の範囲ではありません。
○才で歩くとか○才で話すとか、
幼児期までの課題は母子手帳に載っています。
「育児」「子育て」とは
幼児期までのことを指すのです。
お子さんが何歳になるまで
「お母さん」をやるのでしょう?
小学校入学後も大変なはずです。
小学生以上のお子さまをお持ちの親が
どう育てるか、
学習面以外でどう子どもを捉えたら良いのか、
どうアプローチをしたら良いのか
考える道しるべがあると
良いのかもしれないと思います。
また、逆にいつまでも
「保護者」であることは弊害が多い気がします。
我が子を「ぶつかりおじさん」に
しないために、
もしかしたら自分自身が
「ぶつかりおじさん」にならないために、
ちょっと考えてみても良いかもしれません。
個人的には、40才からでも
アイデンティティーが確立したら
そこからの人生が変わると思います。
エリクソンの発達課題を年齢的なものではなく
人間に当てはめて、今、自分がどの位置なのか考えるのも
ひとつのアプローチかと思います。
そこ(アイデンティティーが確立する)までに
どうか、
子どもたちの自己肯定感を育てたいですし、
おとなの自分も肯定的に
日々成長していきたいです。