2~3歳の定型発達のお子様と
発達障害、自閉症スペクトラムのお子様の
実態は似ているところがあって、
育てていく上で、
知っておくと
お母さんが楽かもしれないことが
少々あります。


簡単に2~3歳児といっても、
個性色々ですし、
自閉症スペクトラムも特性色々です。


当てはまらない場合は、
当てはまらないですし、
何事もですが、
正解はひとつじゃないです。



さて、多くの上記対象児は、
「自分」中心です。
「誰か」の立場で
考えることが苦手です。

「お友だち、悲しいよ」
「どんな気持ちになるかな?」
「○ちゃん、嫌だって」が
通用しない場合は、
まだそこが育っていないんだ
と思うと良いでしょう。

念のために書くと、
まだ育ってないなんて躾がなってない
みたいなことではなくて、
まだその発達段階なので待ちましょ
という意味です。

色々な育ちに、目安とされる
年齢や月齢等が示されますが、
お母さんは、我が子だけ見ていればいいし、
遅れているのも早いのも個性です。

社会的に困ることがあるかもしれないけれど、
それは社会や相手の不理解によるもの
お母さんやその子自身、躾が悪いことは
絶対にありません。

ただ、事実として、
多くの子と違っているというだけです。


違うことが嫌でたまらないなら、
誰でもない大切な我が子より
不特定多数の普通の子を
求めてみても良いと思います。

結果は見えている気がします。



さて、相手の立場になることが難しい子は
「できない」子ではありません。
「できる」形で提示してみましょう。

例えば
「貸して」と言われて
「貸してあげる」ことが正解
ではありません。

貸したくないのに「貸す」ことを
強いられるから
泣いたり暴れたりするのなら、
「貸さない」選択肢
与えてはいかがでしょう?

「いやだ」でも良いし
「貸せない」でも良いし、
「僕が終わったらね」でも良いし、
「これは、とっても大切だから...」とか
「ごめんね、貸せない」とか。

あらら、落ち着いて言葉にするだけで、
同じ「貸さない」という行為でも、
子どもへの評価より行為への評価に
向きます。



どうか、お子様の要求や欲求を理解して
手立てを考えてあげてほしいな、と思います。

「火を触ってみたい」とか
「刺してみたい」の類は、当然ここには
当てはまりません。





求肥?お餅?柔らかい~っ目がハート