お金について、子どもたちに
これまで色々なお話をしてきました。

子どもたちが
いただいた金額に不満を見せる姿を、
あまり見たことがありません。




先日、義父母がニコニコの卒業を祝い
ニコニコだけを食事に誘ってくださいました。

「そのときにお祝いは渡す」とのことでした。

これまで、お年玉など、
あちらの都合で
訪問がキャンセルになっても、
「来なきゃあげない」と言われてきました。

今回は食事の日時について
こちらの都合も聞いてくださり
無事に時間通りニコニコは出発しました。


あちらが約束の帰宅時刻を守るとも
私たちは思っておりません。
ニコニコにも
30分くらいは許容範囲だと思っておくと
伝えていました。

そんな約束の時刻を30分過ぎた頃に、
「今遊んでいるので遅れます」と
義母からのLINEがきました。

ニコニコには、自分自身が信用されたければ
義父母の誘いを断ることも大切だと話しました。




そんなこんなで
無事に入学祝をいただいたと思っておりました。




お祝い...。

ニコニコ「お祝いいただいた?」

ニコニコ「うん」

ニコニコ「ありがと言った?」

ニコニコ「うん。」

ニコニコ パー(渡しなさい、の手)

ニコニコ「僕が持ってても良い?」

ニコニコ「なんで?何に使うの?」

ニコニコ「ゲームとか」

ニコニコ「いや、ゲームに何万円も要らないでしょ?」

ニコニコ「いや、何千円。」

ニコニコ「それはどれくらいにするか
お話で決めよう?」

ニコニコ「え?全部じゃダメ?」

ニコニコ「ダメよ!」

ニコニコ「え...」

ニコニコ「なに?
何かほしいものとかがあるの?
大金を持ってみたいってこと?」

ニコニコ「違う」


ニコニコ「どうしたの?」


ニコニコ「...」

ニコニコ「とりあえず持ってきなさい?」




ニコニコ「もうお財布に入れてるの?
封筒は?」

ニコニコ「ない」

ニコニコ「どう言うこと?」

ニコニコ「このままくれた。」

ニコニコ「?いくらくれたの?」

ニコニコ「二千円。」

お、おぉ...あ、有り難いね。

ニコニコ「え?そうなの?
え?何て言われたの?」

ニコニコ「お祝いって。
封筒無いけど良いねって。」

ニコニコ「そっか。
有り難いね。」




数分後、やり取りをみていたニコ

ニコ「え?まじで?」

ニコニコ「あなたの言いたいことは
わからないでも無いけど、
こちらはありがとうございますって
いただこうね?
何かわからないことは、
まぁ、いつかわかるかもしれないし、
わからないままかもしれないし。(笑)」









卒業・入学おめでとう