Talk about a closet

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好きだけのクローゼットができるまで

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マルタン マルジェラと聞いて思い浮かぶのは前衛的なイメージとタビブーツという浅い知識しかありません。

 

私が初めてタビブーツを知ったのは15年近く前、ソニアパークさんの著書「ソニアのショッピングマニュアル」の中でした。スタイリストである著者が惚れ込んだアイテムの1つとしてマルジェラのタビブーツが紹介されており、この本を読んだ当時は斬新なデザインだなぁと思いつつ、ずっと気にはなっていました。

それがまさかここ数年、タビがこれほど流行るとは思いもよりませんでした。

 

ちなみに、この本の中にエルベシャプリエ のコーデュラナイロンの舟型トートも載っています。今はあっさりとしたハンドル部分ですが、初期の頃はハンドルにレザーパッチが付いていたり凝った作りでした。

15年以上前に出版された本ですが、年月を経てもなお色褪せないアイテムが紹介されていて、著者の審美眼に驚かされます。

 

やや脱線しましたが、そんなアバンギャルドなイメージのブランドを普段手に取る機会はないのですが、とても良いアイテムを購入したのでご紹介したいと思います。

 

 

こちらはMM6のジャパニーズバッグというシリーズで、日本の折り紙からを発想を得て作られたバッグです。

MM6のアイコン的なバッグなのでご存知の方も多いと思いますが、私は今回初めて知りました。検索してみると、シーズン毎にメッシュやナイロン、エコレザー、リアルレザーなど様々なマテリアルで作られています。

 

大小サイズがありますが、選んだのは大きいサイズ。表地は軽く柔らかなメッシュ素材のもので、ネイビーは2021SSのシーズンカラーだそうです。暗過ぎず明る過ぎずのとても綺麗な色味のネイビーです。

ナイロンのしっかりした裏地が付いているので、簡単に伸びてしまう感じはありません。

 

三角形が重なり合ったこのシンプルなパターンが、肩にかけたときの収まりが良く、身体に程よく寄り添う見た目がなんとも可愛い。マチがないデザインのせいか、物があまり入っていなくてもバランス良く見えます。かつA4サイズが余裕で横に入る大きさの割には存在感を感じさせません。手提げ持ちしても床に付かない長さで、人間工学に基づいた計算されたデザインだなぁと感心します。

ハンドルには柔らかな牛革が使われているので肩への食い込みもなく、手に持った時も心地良いです。

 

そして、使わない時は折り畳んで収納できるので、場所を取らない点も優秀です。

 

MM6はメゾンマルジェラのコンテンポラリーラインのため、メゾンブランドよりは手に入れやすい価格で、デイリーユースしやすいレディースウェアやアイテムを扱っているようです。

 

 

裏側のブランドタグを縫い付けた縫い目が、表面のシグネチャーになっています。

 

 

そもそもなぜこのバッグを購入したかと言うと、1つは最近在宅ワークのために持ち帰る荷物が増え、そんなときは普段使いしている手持ちのトートバッグでは重くて腕がちぎれそうだったのでショルダーバッグの必要性を感じていました(荷物が多いとリュックが一番楽ですが、どうしてもカジュアルになってしまい服とのバランスが取れないのと、服によってはシワが気になるのです)。

2つ目は素材で、レザーでなく布の軽やかに見えるものが気分でした。今までなら基本的にレザーが好きなのと、気に入ったものを長く使いたいという思いから使用感が出やすく飽きも早い布のバッグは避けてたのですが、今年の夏はレザーのバッグが見た目に重いなぁと感じていました。

 

そんな時にたまたま入ったEditionで見かけ、手に取りました。軽さと持った時のバランスの良さがひと目で気に入り、自分のワードローブにもしっく馴染む予感がしました。大きめの布のバッグはともするとカジュアルに転びがちですが、このバッグは綺麗目な格好にもはまります。使うシーンを選ばないところがとてもいい。

 

使ってみて多少の欠点は

・内ポケットが1つ付いていますが、肩に掛けたままだとこのポケットに手が届きづらく中身が取り出しにくい

・あまり重い物を入れることは推奨されていないため、酷使した場合の持ち手の耐久性が心配

と言う点です。

当初の重い物を入れるという目的はあまりクリアしていませんが、それを忘れてしまうくらい個人的には買って良かったと思っています。

 

しかしショルダーバッグって楽ですね。若い時は多少我慢してでもファッションを楽しめましたが、歳を重ね無理はしたくない年代になりました。

物を選ぶ基準も年々変化しますが、エフォートレスな世の中の流れとマッチして、とても心地良くファッションが楽しめています。