過ぎ去る時間
同じ速さで
同じ間隔で

安定して流れる
誰もが同じ“今”

人生とは
マラソンみたいだ
時の流れに乗って
日々コツコツと
自分の足で走る

雨の日も風の強い日も
太陽が隠れたり
足が痛む日も
差し伸べられた助けに
手を借りながら

永く険しい坂道
躓いたり転んだり
また立ち上がり
再び走り続けていく

マラソンは苦手だ
短距離なら
一瞬で全力疾走
風を吹き抜けられるのに

花の色を感じ
清らかに流れる音
季節を知らせる
鳴き声に
耳を傾ける間もなく
逃してしまう

辺りを見渡しながら
自分のペースで
走れる余裕までは
まだまた道のりは長い

マラソンコースは
自分の決めた道
走るスピードも自由
走り続けられる
パートナーと共に

沢山のゴール
完走する喜び
満足感に
生きる喜びを

短距離派の私は
まるで
“兎と亀”のうさぎ

地に足は付く様に
なって来たところ

時の針は永久に
速まらず
遅れずに

誰もが同じ“今”
走り続けられる
忍耐を…

未来へ

H．24．08．26

＝未来へ＝再度