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貴方はいう
メス猫の声に
おびき寄せられる
オス猫のようだと
夜空見上げて
淋しいと呼ぶ
私の心の声を察し
現れた魔法使い
燃える葛藤心が
猫撫で声で擽る
意地っ張りな我
素直に委ねたくなる
プライドが壊れて
弱点を預ける
まるで少女のように
誰にも見せたことのない
自分でも知らない
もう一人の私を
引き出す
可愛いと言われるより
格好イイが嬉しい
男まさりな私に
何度も何度も
呪文を架けて
可愛いく変身させるの
甘えん坊の
さみしがり屋の猫
魔法使いに
スリ寄って迫る
意外な本性
魔法の効力を
逆流させようと
貴方をはぎ取る
時より甘えん坊で
ママになってあげるの
淋しくて寒い
冬の夜空に運命が降る
必然として
誰かを呼ぶ声
雌の匂いを嗅ぎ付けて
魔法がとけても
横に貴方がいるなら
それだけでいい
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