
昔…
曇った窓ガラスに
相合い傘を書いた
雫が流れて
段々と消えてゆく
乾いた窓ガラスに
跡形だけが寂しく
残ったまま…
私の心にも
壊れた過去
想いが痛みを知り
跡形だけが
残ったまま…
昔…
貴方の…
名字の下に
名前を置いて
花弁で…
好き嫌い…と
数えたり
トランプ占いで
相性悪いと
何度も何度も
やり直して
いい結果に満足する
貴方に…
出会うまで
そんな
女の子みたいな事
ほど…
遠かったのに
恋は…
追いかける方が
楽しくて
追われると
我が儘になり
嫌な女にする
女は…
愛された方が
“幸せ”なんて
言うけれど
いつまでも
イタチゴッコ
感じていたい
冷たい雨が
ふたり傘の中
あの頃から…
優しい雨音と
貴方が好き

雨の日は…
ジメジメして
憂鬱な方が
多いようですが…
水の音は…
癒やされるので
雨は嫌いではないです

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