たしか先月・・いや、それより少し前だったかな?
今よりずっと暖かかったころ。
その日は祝日で、でも私は授業があった。
祝日だったせいで帰りのバスが20分後くらいにしかなくて家に電話したのだけれど両親共にお酒を飲んでいたので迎えを断られた。
元々ネガティブな私なのだけれど、その時なぜか凄く悲しくなった。
就職も出来ないようなこんな娘を両親は愛してくれているのかと。
物凄く悲しくて不安になった。
理不尽な想いだとは思ったけれど。
家まで歩いて帰ることにした。
ゆっくり遠回りして。
20分後のバスに乗っていたら家に着いているだろう時間になっても家に着かないようにしようと思った。
馬鹿みたいに携帯を気にして。
昔通っていた小学校の前を通ってあのころはなにも考えなくてよかったな、とか思ったりして。
心配して電話してきてくれるのを待っていた。
やがて家の前に着いた。
バスに乗っていたら20分前くらいには家に着いていただろうくらいの時間だった。
玄関前の階段を半分まで登ったけどそこで登るのをやめた。
星が綺麗だった。
このままずっとここに居続けられそうだなと思った。
携帯を鞄から出してみたけど着信はなかった。
白い階段を見つめていたら玄関が開いて携帯を片手に持った父親が駆け出してきた。
強張っていた顔が私を見て安心したように崩れてそして言った。
「ああ。やっと帰ってきた。」
救われた、と思った。
心配してくれてた。
泣きそうになったけど我慢してただいまを言った。
2階の自分の部屋に入ったらもう我慢しなかったけど。
以上、親の愛を確かめるために、私がしたこと。