やさしいハリネズミの会・楽校は不登校の子ども達を支援するボランティア団体です。
HSC、起立性調節障害(OD)などで、学校へ行けない子ども達に居場所を提供するため無料で通えるフリースクール「やさしいハリネズミの楽校」を開校されています。
音や臭いに敏感で賑やかな場所、人の多い場所、集団行動が苦手な「ハイリー・センシティブ・チャイルド(HSC)」の子どもを支援することを目的に開校されました。
8月16日、「やさしいハリネズミの楽祭」が開催されました。
HSCの子ども達は素晴らしい感性や表現力を持っています。
やさしいハリネズミの楽校の子どもには絵やイラストの上手な子が多く、手先の器用な子はビーズを使ってアクセサリーを作る子もいます。
たくさんの素晴らしい感性や表現力がありながらこれまで表現する機会がありませんでした。
この度、開校して初めての文化祭「楽祭」を開催することになりました。
鹿児島起立性調節障害親の会はやさしいハリネズミの楽祭を後援しています。
会場は鹿児島市市民アートギャラリー。
始めに、赤いじゅうたんの上を音楽に合わせてプロのモデルさんが歩いて登場し、ポージングなどを決めて、次のモデルさんが登場するファツションショー。
ビンテージの衣装で決めた、かっこいい男性モデルと素晴らしいプロポーションの女性モデルが次々に登場。
ビンテージのどこか懐かしいような素晴らしい衣装も素敵でしたが、モデルさんのウオーキングとポージングと表情がかっこよくて素敵でした。
プロのモデルさんによるファツションショーを見たのは初めてでしたが異空間にいるようで感動しました。
次に「やさしいハリネズミの楽校」の子どもモデルたちが登場。
子ども達はやさしいハリネズミの楽校鴨池校でプロのモデルさんから、歩き方やポーズの付け方など教えてもらいました。
自分のお気に入りの洋服やゆかたなどを着て元気よく、堂々として、ポーズも決まっていました。
普段は繊細で人の前は苦手で、恥ずかしがりのHSCっ子達です。
たくさんの人の前で自分らしさを精いっぱい表現しました。
子ども達にはとても良い経験になったと思います。
このモデル体験は地元のモデル事務所とビンテージの衣装を取り扱うお店が協力して行われました。
次にバイオリンとクラリネットとピアノの4人のカルテットからなる生演奏がありました。
こどもがHSCで「やさしいハリネズミの楽校」に在籍しているお父さんとお母さんで、バイオリンはプロの演奏家です。
ピアノ演奏は「やさしいハリネズミの楽校」のHSCっ子。
ファツションショーの時はバック音楽を生演奏され、皆で手拍子をして盛り上がりました。
聞いたことのある音楽が演奏され楽しい時間でした。
次にサポーターの紹介がありました。
「やさしいハリネズミの楽校」はボランティア団体であり、たくさんのサポーターの協力で運営されています。
施設も無償で、代表者、管理者はボランティア、子ども達への各種の講座の講師もボランティア、バイオリンとクラリネットのお父さんお母さんもサポーターです。
起立性調節障害親の会は親の会開催で場所をお借りしているので、サポーターとしてお手伝いできることをしています。
自称「一人園芸班」ということで花を植えたプランターを飾ったり、施設の周りの草取りなどをしています。
「やさしいハリネズミの楽校」の初めての文化祭「楽祭」はHSCの子ども達の持つ力を見ることが出来、たくさんの方のサポートで素晴らしい文化祭になりました。
「やさしいハリネズミの楽校」に在籍する子ども達が製作した作品は8月26日まで鹿児島市民ギャラリーで展示されています。
会場でHSCの子ども達の素晴らしい感性と表現力を感じていただきたいと思います。
HSP.HSCやさしいハリネズミの楽校ホームページ
ABOUT | YELLOW COMPANY (hspkagoshima.com)
ファツションショー
猫に変身したHSCっ子 堂々とウオーキングしました 後ろは代表
バイオリンとクラリネットとピアノの生演奏