鹿児島市を訪れる観光客が必ず訪れるところは桜島と仙厳園。

2024年、6月5日、梅雨に入る前、友人と一緒に鹿児島市磯にある仙厳園(せんがんえん)に行ってきました。

何年も前に行ったきりでしたが、お天気も良く久しぶりの仙厳園をゆっくり散策することが出来ました。


仙巌園は万治元年(1658年)、島津家19代光久によって島津家の別邸として築かれました。

御殿は、29代忠義の代には一時本邸として、また国内外の要人を招く「迎賓館」としての役割も果たしました。

錦江湾を池に桜島を築山に見立てた雄大な景観に加え、琉球を通じて中国貿易を行っていた島津家にふさわしく、中国文化の影響がみられることも特徴です。

2015年に世界文化遺産に登録されました。
入場料1000円 御殿は別料金

 

仙厳園から見える桜島

 

 

 

錫門

殿様専用の門

 

花菖蒲が綺麗な庭園

 

 

鶴燈籠

島津斉彬は、御殿からこの灯籠までガス管を引いてガスの実験を行いました。
日本で初めてガス灯をともした鶴灯籠

海に浮かぶのは停泊していた自衛艦

 

御殿 

御殿には来客の応接用の部屋や、殿様の普段の生活の為の居間、寝室、お湯殿、御不浄などがあります。

入場料600円

 

島津家28代島津斉彬

 

30代忠重の部屋

 

畳が敷かれた長い廊下

 

御神馬

 

朱塗網代女乗物(しゅぬりあじろおんなのりもの)

 

徳川13代将軍家定の御台所となった天璋院篤姫

篤姫は今和泉島津家に生まれ、島津斉彬の養女となり第13代将軍徳川家定の正室となった。
戊辰戦争の際、江戸城無血開城に尽力した後江戸城を去ったが故郷鹿児島に帰ることは無かった。

猫を可愛がり、猫の世話係が3人いたという。

 

謁見の間 来客者への応接に使用された部屋

 

 

花菖蒲の咲く御殿中庭

 

御湯殿

 

 

御小座(披露の間) 贈り物が届いた際そのお披露目が行われた部屋

 

御殿中庭

 

島津斉彬筆 「鷹図屏風」写

近大化事業を牽引した斉彬ですが、絵の才能も秀でていました

 

 

日本初の洋式工場群「集成館」反射炉

 

 

世界遺産 反射炉基礎部分

 

仙厳園には水力発電用のダムがありました。

仙巌園の裏山から、水路を通して送られた水を落として発電していました。

 

 

 

島津家の歴史と文化、島津斉彬が始めた近代化事業「集成館事業」を展示した博物館、尚古集成館は改装中の為見ることが出来ませんでした。

伝統工芸薩摩切子の製作を見ることができます。

 

薩摩切子

 

 

薩摩焼

薩摩焼の歴史は慶長の役(1592~98年)に17代島津義弘が連れ帰った朝鮮の陶工たちによって始まりました。

斉彬は白薩摩を西洋人の好みの華麗なデザインにして輸出しようと考えました。

新しい薩摩焼は後にパリ万博(1863年)ウイーン万博(1873年)などで絶賛され「サツマ」は日本陶器の代名詞になりました。

 

 

 

 

磯名物両棒餅(ぢゃんぼもち)
焼いた餅に二本の木の棒、両棒(ぢゃんぼ)を刺して甘辛いたれをかけた名物

 

仙厳園庭園と桜島