4月になりました。
今日の最高気温25、3度、今年初めての夏日になった鹿児島地方。
桜も満開ですが我が家の裏の畑の花桃の花も満開です
4月3日はひと月遅れの春の節句です
春の節句は女の子の健やかな成長を願って行われます。
冬から温かな気候になり、桃の花が丁度満開になり桃の節句とも言われます。
鹿児島の家庭ではこの春の節句に節句の羊羹(方言では「せっのかん」)を作ります。
今では作る家は少なくなりましたが、昔は我が家でも母がかまどで作っていました。
小豆を煮て裏ごしして砂糖を加え、釜で火を焚きせいろで蒸して作ります。
せっのかんと一緒に米の粉でいこもちも作っていました。
甘いものが少なかった時代、子どもには嬉しいおやつでした
端午の節句には鹿児島ではあくまき(方言では「ちまき」)を作ります
やはりひと月遅れで、筍から伸びた若竹が竹の皮を落とす時期にその竹皮を使ってちまきを作っていました。
自然とともに生活してきた人々が自然の恵みに感謝し健康を願い受け継がれている郷土の伝統です。
鹿児島の伝統お菓子 「せっのかん」と「いこもち」
桃の花とせっのかんといこもち
お隣から「せっのかん」と「いこもち」をいただきました。
ご主人が節句のせっのかんとちまき作りに熱心で毎年ご夫婦でされており、我が家におすそ分けしてくださいます。
仏様に上げてから貴重な「せっのかん」と「いこもち」を美味しく頂きました。
山では筍が出始めました。
これから筍堀のシーズンになります。
せっのかんと美怜ちゃん