鹿児島市でHSC、起立性調節障害(OD)、不登校の子どもの為のフリースクールを開校されている「やさしいハリネズミの会」で8月1日(日)バザーが開催されます。
今日、7月31日の南日本新聞21面に「敏感な子らに安らぎを」「西谷山に無料フリースクール」と写真付きで大きく掲載されています。

 

優しいハリネズミの会は、不登校の子ども達を支援するボランティア団体です。

HSC、起立性調節障害などで、学校へ行けない子ども達に居場所を提供するため無料で通えるフリースクール「やさしいハリネズミの楽校」を開校されています。

音や臭いに敏感で賑やかな場所、人の多い場所、集団行動が苦手な「ハイリー・センシティブ・チャイルド(HSC)」の子どもを支援することを目的に開校されました。

感受性が強く、敏感な子どもが安心して学べる場所を提供するために5月に開校しました。

 

最近、HSC、HSPのことを目にすることが増えてきました。

HSCやHSPの人達には本来、人間が持っていた敏感、繊細という能力を持つという特質があります。

敏感、繊細というのは人間が生きていくのに必要な能力でした。
しかし、現代社会では、その能力は時と場合によっては必要でない場面もあり、その能力が「行きにくさ」に繋がることも出てきました。

「生きにくさ」を感じている人が安心して活動できるような環境、社会づくりが必要です。

 

起立性調節障害の子どもにはHSCの繊細で敏感な気質を持った子どもが多くいます。

我が家の起立性調節障害だった二男も、ODの症状が強く出ていた高校1年の頃、普通は聞こえない電波時計の音が聞こえると言ったり、人の中や人に会うのを嫌がったりしていました。

 

「やさしいハリネズミの楽校」は週3回開校しており、子どもの体力、学力や興味関心に合わせて個別学習をしたり、絵、モノづくり、ヨガの体験などを子どもが自分で選択できるようになっています。

またタブレット学習支援システムを利用して個別学習することもでき、学校の承認を得れば出席日数として認めてくれるところもあります。

 

フリースクールに通うには経済的負担があり、通いたくても通えない家庭があります。

「やさしいハリネズミの楽校」は、子どもが経済的心配をすることが無いよう無料で開放しています。

場所は趣旨に賛同された丸和建設のモデルルームが提供されました。
子どもを支援するために、臨床心理士、精神保健福祉士など20人がボランティアでサポート。

OD当事者の高校生R君も、得意の将棋で将棋教室を開催しました。
 

8月1日、午前10時半~午後3時半、チャリティーバザーが開催されます。
起立性調節障害を紹介するコーナーもあります。
駐車場が限られているため、電車やバスをご利用ください。

皆様のご協力をお願いいたしますラブラブ