鹿児島の親の会のぽれぽれさんが3年前に書かれた「明るいおうち生活のススメ」シリーズを読んでいただきましたが、ぽれぽれさんが書かれたブログには他にも起立性調節障害の子どものお母さんに向けて、「大丈夫」のメッセージが込められたものがあります。

過去に書かれたブログのなかから、再度、転載させて頂きます。

 

ぽれぽれさんは「この子は大丈夫」と長男さんを信じ、静かに見守って来られました。

病院や薬は最初のうちだけで、これといっ治療はせず、ただ、明るいお家生活ができるように心がけて来られました。

現在大学3年生になられた長男さんの持つ力を信じ見守って来られた、ぽれぽれさんの体験をもとに書かれた文章は心に響くものがあると思います。

 

起立性調節障害と向き合ったとき

 

どうしてODになったのか

いつ治るのか

どうしたら治るのかということよりも

体が望むようにゆっくり休ませてあげることが大事

今はゆっくり休むことが必要な時だから

 

学校に行けなくなったらどうしようか

どうしたら行けるようになるのか

いつ行けるようになるのかということよりも

おうちの中に心休まる居場所を作ることが大事

動き始める準備ができたとき

明るいおうち生活のなかで蓄えてきた力を

発揮することができるようになるから

 

勉強が遅れたらどうしようか

成績が落ちたらどうしようか

どうしたら勉強するようになるかということよりも

子ども自身が,将来に向けて

明るい未来を考えられるようになることが大事

いつ勉強を始めても遅いことはない

自分で見付けた道なら

どんなに困難な道でもがんばることができるから

 

ゲームばっかり

パソコン,スマホばっかり

昼夜逆転で生活が乱れてる

ごはんも3食食べられない

おふろも入りたがらない

着替えもしない

髪も伸び放題

部屋は散らかし放題

部屋から,布団から出てこない

外出しない

 

それでも大丈夫

 

会話は少なくても答えてくれる

テレビを見て笑っている

後ろ姿が何となく落ち着いている

 

一人でたっぷりある時間の中で

考えて考えて

たくさん悩みながら

自分というものを確立させていっているから

 

だから大丈夫

 

私ができることは

子どもの状態に一喜一憂せず

日常の時間をあたり前に送ること

 

ほんとうに一番大事なことを見間違えないように

 

私は私らしく

その子はその子らしく

生きること

 

何が大事なのか

何が大切なのかを

起立性調節障害は考える機会を

私に与えてくれました
 

ぽれぽれさんのブログ 鹿児島起立性調節障害親の会~ぽれぽれなるままに~